性格がイケメンな女の子の話。【 金村美玖 】

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Aは金村さんの所に行って、何やら俺と帰る事を報告しに行ったらしい。

金村さんは俺の方を見ると一瞬だけ睨んで、
再び微笑んでからAと会話を続けた。





めっちゃ怖かった、！！

ほんの一瞬だったけど見逃さなかったからね！俺！！

完全に " は？何なのお前急に、" みたいな感じだったよね！？

今可愛らしく笑いながらAと会話している子と同一人物とは思えないよ！！！





美人な人程、怒った顔はめちゃくちゃ怖いってか····？

はははは 〜 ·····

はぁ·····。






「 お待たせ！ 」

善「 んっ！？あぁ、うん！行こっか！ 」






どうやら金村さんは今日日直らしくて、俺が誘っても誘わなくても一緒には帰れなかったらしい。

じゃああの会話内容は、" 久しぶりの彼氏とのデート楽しめよ〜？ " 的なやつ？

遠回しに " Aに変なことしたら許さねぇからな " っていうのを伝えている感じ！？



ひぇぇぇぇぇ·······っ！！！！








「 なんか、久しぶりだね。一緒に帰るの、」

善「 ·····だね、」









チラッと隣を歩くAを見る。

少し赤くなっている頬が可愛らしくて、頬が緩む。







善「 そういえばさ、2年のクラス慣れた？ 」

「 うん！美玖も居るし、炭治郎達もいるし！·····なにより····· 」

善「 なにより？ 」

「 善逸と一緒だし······ 」






ばっ！と口元に片手の甲をつけて勢いよく顔だけをAと反対側に向かせる。




·····なによ。なんなのよこの子。

可愛すぎでしょ〜〜〜〜！！？？






善「 俺も·····、Aと一緒のクラスになれて、めっちゃ嬉しい····· 」

「 そっ····か、！ 」






まだ廊下を歩いているだけでこの照れ様はお互い半端じゃない。

そんな俺達を見守るようにして教室から顔だけを覗かせていた男2人組がグーサインして嬉しそうに笑い合っていたのに気づかなかった。






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