冷から温へ。 ページ39
.
スライドショー式で流れてきた写真達。
それを見てから涙を流す周りのお姉ちゃん達を見ていると、鈴本を挟んで立っている瀬尾もマイクを持つ手で上手く口元を覆って泣いていた。
久しぶりに瀬尾が泣いているのを見て、思わずニヤついてしまう。
両手を広げると " わぁ！ " と集まってこようとする皆
肩を組んでくれるみいちゃん。
話しかけて抱きしめ合ったねる。
支えてくれた皆。
全部が大切な人達。大切な時間____。
· · ·
裏に戻ると皆は改めて泣きながら平手に抱きつく。
私も頬を緩めてそれを見た後、近くの椅子に座った。
平「 ·····瀬尾！ 」
「 ·····おぉ〜 」
平「 笑 」
隣に座ってくる平手は可愛らしく笑いながら私を見る
平「 ありがとう。ライブ成功させてくれて 」
「 笑 」
平手の頭をポンポンと叩く。
まだ怪我は治っていないだろうな、、。
あんな高いステージから落ちたんだから、まだ痛むはず。
平「 ゆっくり休んでね 」
「 平手も、ゆっくり休んでね 」
平「 何かあったら言うんだよ？ 」
「 え？笑 」
『 笑 』
私が笑うと、平手も笑う。
平手も笑うと、皆も笑う。
ライブ中はピリピリしていた裏が、一気に穏やかになった。
センターの話になった瞬間、怖いという感情に襲われた。
けど、平手は逃げなかった。
こんな感情になったのに、なんなら私よりプレッシャーが凄かったはずなのに、逃げなかった。
それはきっと、欅坂が好きだから。
だから私も逃げたくない。
その気持ちが強くて、センターをやる事を決めた___
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佳奈(プロフ) - もちもちさん» いえいえ！！是非書かせていただきたいです！時間かかってしまうかもしれませんがそれでもよければ！◯ (2021年5月17日 1時) (
レス) id: f7d757ae10 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - もしよければなんですが，夢主が高熱を出してゆいぽんにべったりになるお話を見たいです！リクエストを受け付けてないのであればごめんなさい！ (2021年5月16日 23時) (レス) id: 921c55ef63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佳奈 | 作成日時：2021年5月4日 11時
