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裏に戻ると、何人かのスタッフさん達とTAKAHIRO先生が私の元へと来た。
T「 瀬尾_____ 」
「 ······· 」
" 何曲かセンターを務めてほしい "
TAKAHIRO先生の言葉に目を伏せる。
スタッフさんも真剣な目付きで私を見ていた。
ス「 あと3分です！ 」
スタッフさんの言葉にバタバタと走ってくるのは、ねると尾関とみいちゃん。
着替え途中の衣装を整えながら走ってくる3人を一瞬だけ見てからまた目を伏せた。
ス「 ·····瀬尾 」
本当に自分に出来るのか分からない。
·····怖い。
心の奥そこが、その感情で埋まる。
小さく息を吐いて、改めて目線を上げて無表情のままTAKAHIRO先生を見つめた。
そして、ゆっくり口を開いた____。
· · ·
尾関達のユニット曲が終盤に差し掛かる。
それを待つ私達は不安でいっぱいだった。
齋「 うえむー、」
上「 っ······ 」
俯いていると、ふーちゃんが私の肩に手を置いた。
それで少しだけ落ち着いて、コクリと頷く。
てちが居ない。Aも居ない。
てちが居ないだけでも不安なのに、Aまで居ないとなると再び不安が襲いかかる。
ス「 すみません！瀬尾通ります！ 」
スタッフさんの言葉に顔を上げて振り向くと、スタッフさんと後ろから俯いて歩いてくるA。
Aが私の横を通ると同時に、" A " と言うとAは私の方を向いて目を合わせてくれた。
無表情だけど伝わってくる真っ直ぐな目。
" 負けない "
まるでそれを訴えているようだった。
前へと向かったAのポジションはセンター。
その後ろ姿を見た瞬間、不安が消えていった。
それはきっと、私だけじゃない。
皆の表情は、私と同じで安心したように頬を緩めていた。
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佳奈(プロフ) - もちもちさん» いえいえ！！是非書かせていただきたいです！時間かかってしまうかもしれませんがそれでもよければ！◯ (2021年5月17日 1時) (
レス) id: f7d757ae10 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - もしよければなんですが，夢主が高熱を出してゆいぽんにべったりになるお話を見たいです！リクエストを受け付けてないのであればごめんなさい！ (2021年5月16日 23時) (レス) id: 921c55ef63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佳奈 | 作成日時：2021年5月4日 11時
