リハ ページ32
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夏の全国ツアーに向けてのリハも始まり、本格的に忙しくなってくる。
この間葵から " 応援してる " と連絡がきた。
きっと葵も出たかったはず。
だから葵の分まで頑張らなきゃ。
鈴「 瀬尾、1回休憩しよ？ 」
「 ううん、私もうしばらくやる 」
鈴「 そっか、無理しちゃダメだからね？ 」
鈴本の言葉に頷いて、また鏡に向き直って踊る。
冷房が効いている練習室だけど、踊っているから自然と体が暑くなってきて汗も出てくる。
踊りきって傍に置いてあったタオルで口元を覆って鏡を見ると、鏡に映るのは水を持って来ようと歩いている平手と____、
そんな平手の後ろ姿を見て慌てて平手の方へと走って近づくねる。
ねるは平手のすぐ隣に行くと、平手の背中に片手を添えて何かを言い、平手が行こうとしていた水置き場の方へと向かって行った。
そんな2人から静かに視線を逸らして、タオルを置いてからまた曲を流して踊る。
曲がサビの方へと向かい、振り付け通りに動いた瞬間、思いっきり動き過ぎて体が傾いた。
「 っ····· 」
鈴「 あ、瀬尾！ 」
鈴本の声と共に来た痛み。
あぁ、またやってしまった·····。
そんなことを思っていると、慌ててこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
鈴「 瀬尾！大丈夫、！？ 」
「 っ·····、平気····· 」
鈴本に支えられながら体を起こすと、既に私の傍に来ていた皆は心配そうに顔を少し歪めていた。
菅「 瀬尾大丈夫、？ 」
「 うん、ごめん····· 」
守「 良かった····· 」
鈴本が手を差し伸べてくれて、その手を掴んで立つ。
まだ痛みを訴えている体に気付かないふりをして口角を上げる。
皆は安心したように私の頭や肩をぽんぽん、と叩きながら戻って行った。
「 ちょっと水買ってくるね 」
鈴「 うん。気をつけてね 」
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佳奈(プロフ) - もちもちさん» いえいえ！！是非書かせていただきたいです！時間かかってしまうかもしれませんがそれでもよければ！◯ (2021年5月17日 1時) (
レス) id: f7d757ae10 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - もしよければなんですが，夢主が高熱を出してゆいぽんにべったりになるお話を見たいです！リクエストを受け付けてないのであればごめんなさい！ (2021年5月16日 23時) (レス) id: 921c55ef63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佳奈 | 作成日時：2021年5月4日 11時
