お兄さんですよー【A3!】

ご ページ6

いづみ「ご飯そろそろできるよー」

いづみが台所から顔を出してみんなに伝える

貴方「じゃあ…そろそろ」

ゲームを一度やめて席を立ち上がると至さんが質問を投げかけた

至「ん？どしたん？」

貴方「そろそろ夕食だからねちょっとした物を取りに行くから先に食べてて」

談話室をでて自室に向かう、自室はまだダンボールに入っているものもあるため比較的がらんとしている。冷蔵庫からタッパーを取り出す、中には試行錯誤の末ようやく完成した最高の浅漬けが入っている

そう、俺はものすごく漬物が好きなのだ1日三食365日食べても飽きない、外に作ったコンテナ倉庫にはぬか漬けが入ったツボがいくつもある、ここで語ると時間がなくなるからこれくらいにしておくが妹が妹なら兄は兄と言ったところだ

いくつかぬか所から野菜を取り出して皿に取る
談話室への足を進めると綴くんがいた

綴｢あ、いた！｣

貴方｢あれ？綴くんどしたん？｣

綴｢カレー出来たのに来なかったんで呼びに来ました｣

貴方｢おー…あんがとね｣

綴｢それ…漬物っスか？｣

貴方｢そ、俺の趣味なの｣

綴｢へぇー！ぬか漬けスか？俺初めて食います！｣

貴方｢！そうなの？そりゃあ人生の半分損してるよ、はいつまみ食いどうぞ｣

綴｢つまみ食いを促されるの初めてですよ｣

そう言いながらも美味しそうにぬか漬けを頬張る綴は嬉しそうな顔をしていた

綴｢うわめっちゃうま！｣

貴方｢残りは夕食でね、特性福神漬けもあるよ｣

綴｢カレー味変ありがたいっす｣





いづみ｢あ、にぃにカレー出来てるよ！｣

至｢1週間連続カレー記録更新…｣

真澄｢あんたの料理ならなんでも食べる…｣

貴方｢おいおい…いづあんまりカレーばっか作るなよ？よし、これからはにぃにが作ってやるよ｣

綴くんに連れられ戻ると案の定カレーが盛られていた1週間連続カレーともなるとキツいだろう

いづみ｢でも…｣

貴方｢でもじゃなーい｣

言いかけたいづみの口にぬか漬けを突っ込む

いづみ｢！？…あ、前より美味しい｣

貴方｢でしょ！？しかもこのぬか所は新潟県の米ぬかで作ってるから最高級品なんだよ…！既製品のクソみたいなぬか所なんて足元にも及ばないね！！しかも1日3回最適な混ぜ方と時間に試行錯誤を加え…

いづ｢こうなるとにぃにって饒舌になるんだよね…｣

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