8話 ページ12
あの後観音坂先輩はご飯を食べて帰っていった
明日も仕事だし差し支えないようにしないとな...
貴方「律、そろそろ寝ようか！明日幼稚園で寝ちゃって和くん達と遊べなくなっちゃうぞ〜？」
律「んぅ...ねる...」
眠たい目を擦りながら布団へと入る律を見届けると李が泣き出した
貴方「ん？どうしたー？李？ミルクか？オムツかなぁ？」
食事はもう食べたしオムツも問題なさそうだ...となると...夜泣きかな
貴方「律...？大丈夫か？パパ李が寝るまでリビングに...いやお外に行くけど寝れるか？」
李「だぁ〜！！うぅうぇーーん！」
貴方「あー！ごめんねぇ李！」
慌てて李を抱き抱えると
律「1人...大丈夫だよ」
貴方「...ごめんな...？すぐ戻るからそしたらパパも律の隣で寝るからな？」
律「ん...ぼくおにぃちゃんだから...がまんできる...！」
貴方「律...ありがとうな？...いいおにぃちゃんもってパパは嬉しい！すぐ戻るからな」
抱っこ紐で李を抱き家を出る、当然鍵をかけて
抱っこ紐を揺らしながら李が泣き止んでくれるようにあやす
貴方「よしよし...李はいい子だな...」
はっきり言えばもうかなりしんどい...観音坂先輩が協力してくれるとなっても俺一人でこの子達を幸せにできるだろうか...今どうにかなってもこの子達が大きくなったら...？幼稚園を卒業して小学生になって中学生になって高校生になる..
それまで俺は...この子達のいい父親でいれるかな...
数十年後のことなんて分からない...それに加え今は今後どうしたらいいかなんてことも検討つかない...
李や律...そして彩にも尽くしてきたけど
俺の努力はなんだったんだろ...
一目惚れした女と結婚して、子供産んで育った子供を見送って、惚れた女と生涯を終えるまで一緒に過ごすのだと思ってた
でもそんな夢は二度と叶わない
貴方「あはは...好きだよ...っ好きだったよ...彩っ...」
涙が流れてきた、無意識のうちにぽたぽたと李に降り注ぐ
貴方「ごめっんな...李っ...こんなダメなパパでっ...パパっ！ママの分まで頑張るからっ...だからっ！」
ボロボロと流れる涙を李が慰めるかのように俺の頬に触れ涙を拭った
まるで「泣かないで」とでも言っているように感じた
貴方「ありがとうなっ......李」
李、俺と彩で付けた名前
すもものように小さくて赤く可愛い顔をしていたからそう付けた自慢の娘だ
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 9時) (
レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごくおもしろかったです！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: 94bf85f3ba (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - すごく面白かったです。ゆっくりで良いので続き書いてくれませんか？ (2019年7月30日 8時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごくおもしろかったです！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年7月11日 22時) (レス) id: 94bf85f3ba (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - できれば愛され系でお願いします！！！！！！！！！ (2019年7月4日 1時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミニチュアクルール | 作成日時：2019年5月20日 23時
