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課題を終わらせようと、勉強机に座る。
基礎的な問題を瞬殺し、裏面の応用問題とにらめっこ。
無意識に、左耳に触れれば、またカチリと音が鳴る。
「明日、爪切らなきゃな......、」
眠くなってしまって、シャーペンを転がしベッドに潜り込む。
「夢だけでもいいから、ユウヤと会えますように...、なんてな。」
半分冗談、半分本気でそんなことをつぶやいて目を瞑った。
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うっすらと目を開ければ、カーテンの外はもう相当明るかった。
慌てて時計に目をやると、すでに出発の20分前。
「やべ、」
俺は飛び起きてバタバタと支度を始めた。
寝坊なんて久しぶりでかなり焦っているものの、ヘアセットはおろそかにできない。
鏡の前に立って丁寧にきのこヘアーを整え、適当に制服のネクタイを結んで家を飛び出した。
朝ごはんを食べられなかったものの、いつもどおりの時間に家を出られたから走らなくて済む。
風で乱れる髪の毛を潰してしまわない程度に抑えながら校門をくぐった。
いつもどおりの騒がしい教室。
女子の高い笑い声。
男子のくだらない話。
「おはよ、伊野尾。」
「おー、おはよ。」
ふにゃりと笑う薮と、
「おい薮、弁当持ってけよ！あ、伊野ちゃんおはよ！」
「ふふ、おはよ〜」
「あ、さんきゅーな光。」
そんな薮の彼女で、隣のクラスの光。
仲良しカップルの薮と光。
男同士だから、俺の憧れ。
薮と光と３人で、いつものようにおしゃべりをして、
「またあとで〜」
光が自分のクラスに戻って、
「げ、課題終わってねぇんだった。」
薮が自席に座って。
俺はピアスに触れながら、頬杖をついてぼんやりと窓の外を眺める。
ざわざわしていた教室が少しだけ静かになったかと思えば、ガラガラと教室の前のドアが開く。
背の低い有岡先生がペタペタとあるくその後ろには、スラリと背の高いイケメンが立っていた。
あっという間に教室は静まり返り、生徒たちはイケメンを凝視する。
俺も例外になるはずもなく、彼のどこか見覚えのある目元を見つめていた。
そんなはずはない。
そんなはずは、絶対にない。
まあまあ短くて黒い、その清楚な髪型と、きっちりとした教師らしい服装を除けば、どうしてもユウヤにそっくりな彼から目をそらせなかった。
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KIYT(プロフ) - ooota12さん» ありがとうございます！頑張って続き更新しますのでもう少しお待ちくださいー汗 (2018年12月31日 12時) (
レス) id: 0c03163960 (このIDを非表示/違反報告)
ooota12(プロフ) - 高校生と先生、いいです！ドキドキしてます。続きを楽しみにしてますね。 (2018年12月30日 20時) (レス) id: a48d1d7bc4 (このIDを非表示/違反報告)
KIYT(プロフ) - ooota12さん» 嬉しいですーー(>_<)薮くんのソロは本当に大好きで...上手くかけてたかな、？？まだまだ頑張ります♪ (2018年12月3日 5時) (レス) id: 6f6e981d78 (このIDを非表示/違反報告)
ooota12(プロフ) - 涙が。。薮ちゃんが歌ったこの曲で本当に泣けてきたところなんだけど切なくてとってもきゅんとくるお話でした。KITYさんの情景描写が上手すぎです。 (2018年12月3日 1時) (レス) id: a48d1d7bc4 (このIDを非表示/違反報告)
KIYT(プロフ) - いつもありがとうございます！知念ちゃんは何歳になっても可愛くいてほしいね♪ (2018年11月30日 19時) (レス) id: 6e2f3196d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIYT | 作成日時：2018年11月30日 5時
