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12、13そこらだった俺は、ユウヤが教えてくれた地名を知らなかった。
知らなかったせいで、覚えられなかった。
未だに、ユウヤがどこにいるのか知らないままで、高校生になって一人で行動できるようになっても会いに行くことすらできていなかった。
ユウヤも、俺と同じようにこの石を大切に持っていてくれているだろか。
もう、忘れられてしまっただろうか。
俺は今でも、毎日ユウヤを思い出す。
ユウヤが遠くに行ってしまってから、どのくらい経っただろうか。
ざっと5年くらい声も聞いていない。もちろん、顔も見ていない。
それでも、一緒に遊んでくれたときの笑顔や、頭をなでてくれた手の温かさはすぐに思い出せる。
離れ離れになったその日の晩から、その笑顔を、ぬくもりを、思い浮かべていたから＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
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高校生の間ではなおさら、噂はあっという間に広がっていくものだ。
HRに珍しく副担任の有岡先生がやってきて、女子生徒がざわついたかと思えば、
担任が何やら難しい病気で急に長期入院が決まったことを告げる。
そのときには、すでにクラス全員がその事実を知っていた。
40代後半の髪の薄い体育教師である担任は、よく怒鳴る上に女子生徒への対応が気持ち悪いとかいう理由であまり人気がなかったので、しばらく顔を合わせなくていいことを喜んでいる奴までいた。
でも、そんなことよりもクラスの話題になるのはやはり“代わりの担任”の話。
俺は副担任が担任の代わりをするものだとてっきり思っていたが、噂の早い女子たちによるとどうやら違うらしい。
大学を出たばかりの新人体育教師が、明日から俺らのクラスの担任として一時赴任するという。
その人が相当なイケメンらしく、それで女子は喜んでいるようだ。
「いいか〜？おい、話聞けー！」
有岡先生はざわつくクラスに今日一日の予定を話し、
「とりあえず落ち着いて授業受けろよ、」
そう言って、「大ちゃん先生ばいばーい」という女子の声に振り返り、笑顔で手を振りながら教室を出ていった。
そわそわした空気が充満する教室でも、通常通り授業は進められ、帰りのHRの終わりを告げるチャイムが鳴る。
帰宅部で補習もない俺は、さっそうと靴箱へ向かった。
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KIYT(プロフ) - ooota12さん» ありがとうございます！頑張って続き更新しますのでもう少しお待ちくださいー汗 (2018年12月31日 12時) (
レス) id: 0c03163960 (このIDを非表示/違反報告)
ooota12(プロフ) - 高校生と先生、いいです！ドキドキしてます。続きを楽しみにしてますね。 (2018年12月30日 20時) (レス) id: a48d1d7bc4 (このIDを非表示/違反報告)
KIYT(プロフ) - ooota12さん» 嬉しいですーー(>_<)薮くんのソロは本当に大好きで...上手くかけてたかな、？？まだまだ頑張ります♪ (2018年12月3日 5時) (レス) id: 6f6e981d78 (このIDを非表示/違反報告)
ooota12(プロフ) - 涙が。。薮ちゃんが歌ったこの曲で本当に泣けてきたところなんだけど切なくてとってもきゅんとくるお話でした。KITYさんの情景描写が上手すぎです。 (2018年12月3日 1時) (レス) id: a48d1d7bc4 (このIDを非表示/違反報告)
KIYT(プロフ) - いつもありがとうございます！知念ちゃんは何歳になっても可愛くいてほしいね♪ (2018年11月30日 19時) (レス) id: 6e2f3196d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIYT | 作成日時：2018年11月30日 5時
