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# ページ50

そしたら、


「そっか、バレちゃったかー。
なら、君も共犯にしとかないとね。
噂になったら困るから。」

って。


「は?」

「だから、君も共犯になるの。」

「いや、何言ってn!?」



これね、
少女漫画でよくあるやつ。

壁、だん?どん?

よく知らないけど、それ。

それを、あの陰キャ君に
されてる俺は
一体なんなんだろうか。



「ごめんね、俺、まだおさまってないから
ちょっと怖いかも。」

「まってまって、どういうこと?」

「そのまま。こういうこと。」



早口で彼は言って、
その勢いのまま
俺の唇を塞いだ。

苦しくなって開いた口に
素早く入ってくる彼の舌。

こんなことには慣れてるはずなのに


力が全く入らない。
なんにも、抵抗できない。



それどころか、

「んっ、んむっ、はぁ、っ」


いつだか抱いた、女みたいな声で
反応してしまう自分。

恥ずかしすぎる。


「っはぁ、最近さ、君がよく話しかけてくるから
可愛いなって思ってたの。ちょうどいいや、俺の相手、してね」



そう、彼はいつの間にか

マスクとメガネを外し
ネクタイは緩くなり
2つ空いたボタンと
乱れる前髪から
整った顔を覗かせて。


俺でも溶けてしまう
最高のテクニックで。


俺が、落とそうとしてた
おとなしい、真面目そうな風貌なんて
これっぽっちもなくなって、

どこぞのプレイボーイのように
手慣れた様子で
俺を酔わせていく。


このままじゃ、
本当に、
俺の方が

君に惚れちゃうよ。

fin.

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KIYT(プロフ) - 秋弥さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。続編を作ることになりましたら、引き続きよろしくお願いします。 (2018年6月1日 5時) (レス) id: 6f6e981d78 (このIDを非表示/違反報告)
秋弥(プロフ) - いつも作品を読ませていただいています。是非続編をお願いします。 (2018年5月31日 22時) (レス) id: a5dc5670ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KIYT | 作成日時:2018年5月16日 19時

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