# ページ39
我慢できなくなって、
ネクタイにかけられた彼の手を引っ張り、
ベッドに向かう。
彼はずり落ちそうになるズボンを
片手でおさえながら、
大人しくついてきた。
服を半分だけ脱いだような状態の彼は
無駄に美しく、
俺は彼を押し倒しながらキスをする。
１つの手で、彼の両手を
彼の頭上に固定し
もう１つの手で
ネクタイを緩める。
別に、初めてのことではないが
やはり恥ずかしいのか
彼は顔を赤らめている。
ワイシャツのボタンを上から１つずつゆっくり外していくと
真っ白な肌と
くっきりと浮き上がった鎖骨と
どこか妖艶なホクロ。
もう、落ち着いてなんていられない。
「っ、慧、」
耳、首筋、鎖骨、胸、腹
指でなぞってから、
順番に口付ける。
その度、
彼の口からは乾いた吐息が
漏れる。
それだけで、十分こちらは興奮するのだが、
「慧、声おさえんなよ...」
いつも、
「だ、って、っふぅ...
はずか、しぃ、」
そうやって誤魔化して
「お願い、俺しかきいてないんだから」
俺を高ぶらせるのは
「っ、りょ、すけぇ、」
彼の策略か。
「もう、我慢しないで
好きなだけ鳴けよっ！」
大人の余裕か。
「俺、男だから、鳴いても可愛くない」
自身、あるくせに。
「慧は、どんな女の子よりも可愛いよ」
ほら______。
「っぁ、あ、ん...」
こんな、
こんな声で鳴ける奴が
他にいるかよ。
「慧、可愛いよ...もっと、きかせて。
俺だけに、その声をきかせて、」
「んっ、ちょっ、も、んぁ！手、とめてよぉ！」
「可愛すぎ...今まで、鳴いてくれなかったから、今日は俺が満足するまで
やめないからな。」
「あっ、ふぅ...んやぁ！
ひぅっ、あぁ！」
彼は、俺を子供扱いして
いつも余裕を見せてきたり
大人ぶったりするけど
俺は彼の彼氏なんだから
もう俺の前では、大人ぶって
カッコつけなくていいんだよ、
これからは、声、
たくさんきかせて______。
fin.
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KIYT(プロフ) - 秋弥さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。続編を作ることになりましたら、引き続きよろしくお願いします。 (2018年6月1日 5時) (
レス) id: 6f6e981d78 (このIDを非表示/違反報告)
秋弥(プロフ) - いつも作品を読ませていただいています。是非続編をお願いします。 (2018年5月31日 22時) (レス) id: a5dc5670ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIYT | 作成日時：2018年5月16日 19時
