鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！弐

漆拾伍 ページ46

『カナヲはどうする？』


カナヲ「私はここに残ります。
ついて行っても邪魔になると思うから」


私はカナヲの口調に思わずクスッとしてしまった。


『カナヲも自分の意思で言葉を喋れるようになりましたね。貴方の過去はとても辛く苦しいものです。
よく耐えましたね。よく苦しみを我慢しましたね。
でも今は仲間がいます。もっと仲間を頼ってもいいんですよ？』


頭をポンポンとするとカナヲはふんわりと笑った。


そして帰ろうとした時、扉の方がやけに騒がしかった。


隠「困ります。音柱様、岩柱様」


隠のその言葉にくるっと体を後ろに向けた。


『天元？行冥？どうしてここに？』


宇髄「御館様からの命令でな！お前を迎えに行けと言われた！だから派手に登場してやったぜ？」


悲鳴嶼「ああ、可哀想に。
骨が折れている。南無南無南無……」


『柱が2人もここに来て大丈夫何ですか？』


音柱様「そう言うAこそ骨をポッキリ折って大丈夫何ですか〜？俺様がおんぶしてやろうか？」


『結構です。おんぶをしてもらうなら、義勇か実弥か小芭内にしてもらうから』


宇髄「たくつれないなぁ〜」


『つれなくて結構です』


『悲鳴嶼さんがしのぶを運んでくれるんですか？』


悲鳴嶼「ああ、其方は怪我を負っているからな」


『助かります！それじゃあ、玲衣、カナヲ、天元、
後処理の方は頼んだよ』


玲衣「御意」

カナヲ「はい、お任せください」

天元「祭りの神が何故こんな目に…」

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