鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！弐

漆拾肆 ページ45

カナヲ「師範は…誰も見捨てたりしません。
困っている人がいたら、手を差し伸べる優しい人です」


『今回はそこを突かれたのよ。
しのぶならどんなに怪我を負っても見捨てないと分かっていたから』


2人で守れなかったことを後悔していると。


赤葦「あの〜。貴方達は一体…」


玲衣「師範ーーーーー！！！」


赤葦さんと継子の玲衣の声が重なった。


玲衣「師範！御館様からの命令です！
直ちに藤屋敷にて蟲柱様と水柱様、蛇柱様を治療するようにとのことです！」


『ごめん…最後なんて言った？
蛇柱がどうだとか聞こえたけど？』


玲衣「蛇柱様は上弦の参と対峙。
炎柱様が対峙して戦った鬼ですね。
お腹を抉られていて肺を刺されたみたいです！」


『義勇は？』


玲衣「水柱様は上弦に匹敵する鬼と戦った時、
不意打ちを食らったそうです。
その鬼は同時に首を斬らないと死なないらしくて」


玲衣「蟲柱様は…あのクソ野郎と対峙し重症を負ったと鬼殺隊本部で話がありました」


『分かりました。怪我人が多いような気がしますが、
治療をしましょう。
現時点で柱が3名戦えません。
このままではかなりの戦力が削がれることになりますから』


玲衣「では私はここで隠と後処理をします。
師範もちゃんと止血してくださいね」


『やっぱりバレてた？
多分今日は任務は無いと思うから、安静にしてるわよ』


玲衣「ならよかったです。師範だけいつも大怪我を負って任務から帰ってくるので」


絶対に怪我するなよ？と威圧を込められた。


勿論可愛い継子のお願いを断れるわけもなく。


私は急いで自分の屋敷に帰る準備をした。

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