漆拾参 ページ44
止血を試みるが血が止まらない。
『(これ以上血が流れ続けば不味い……)』
そんな時だった。
扉の方で大きな音がした。
蘭「蟲柱・胡蝶しのぶノ継子ヲ連レテキタ！
鬼殺隊神柱・藤宮Aハ直チニ応急処置ヲ開始セヨ！」
蘭の声と共に聞こえてきたのはカナヲの声だった。
カナヲ「師範！！ーーーーー」
カナヲは慌てて走ってきた。
『カナヲ、薬を持ってきたのでしょう？
私に薬を貸して』
カナヲ「師範…師範…」
カナヲは放心状態となってしまった。
『カナヲ！目を覚ましなさい！しのぶはまだ死んでいません！貴方が助けなくてどうするんです？
今世こそは守り抜くと…自分の心に決めたのでしょう！！だったらそれを叶えなさい！
しのぶは貴方が泣くことを望まない！』
カナヲの目を見て告げればカナヲは現実に戻ったのか、薬を渡してくれた。
『この薬は最近私が完成させたものよ。
いつもしのぶに負担をかけてたから今回は私が開発したわ。カナヲ、心配しなくても貴方の師範は必ず目を覚ます』
カナヲ「……はい」
『それと…しのぶを守れなくてごめんなさい』
カナヲ「何故A様が謝るのですか？」
『鬼の気配には気付いていたの。だけど不意打ちを食らって遅くなってしまった。カナヲも薄々、いや、
分かっているでしょう？しのぶが対峙した鬼が上弦の弐・童磨だと言うことを』
カナヲ「そ…れは…」
『彼奴は腕を上げていた。攻撃を受け止めれば体が凍結するところだった。彼奴を倒すには…私自身が自ら作った呼吸で対峙するしかない』
カナヲ「師範は…」
『大怪我を負ってもその場を離れなかった。
バレー部の皆を守るためでしょう。
そしていつもは助けを呼ばないしのぶから応援要請が私のところに来たの。
慌てて体育館の扉を開けばしのぶが血塗れで戦っていた』
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桜華(プロフ) - Lavenさん» 前世は後半にて書かせていただこうかなと考えております。ハイキューは前世とは全く関係ないです！前世は結構長くなるのでハイキュー編で出せるものは出し切ってから前世編に入ろうかな？と考えています。過去に関する事をチラつかせているので読めば何となく分かるかも (2020年10月16日 16時) (
レス) id: 921f0ddc2f (このIDを非表示/違反報告)
Laven(プロフ) - 疑問なのですが、ハイキューの方が鬼滅の刃よりも時代が進んでると思うのですが、前世がハイキューなのですか？ (2020年10月16日 14時) (レス) id: 6c7fad0c5e (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - kokomiさん» kokomiさん、感想ありがとうございます。投稿して皆様に見てもらい感謝で一杯です。これからもご期待に添えるか分かりませんが、頑張らせてもらいます！これからもよろしくお願いします！ (2020年10月13日 17時) (レス) id: 921f0ddc2f (このIDを非表示/違反報告)
kokomi(プロフ) - あぁあ……好きです!!これからも頑張って下さい!! (2020年10月13日 16時) (レス) id: d993b7c2b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華 | 作成日時：2020年10月8日 14時
