鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！弐

参拾玖 ページ4

被害者は女性だった。


女性は男性とは違って栄養が沢山ある。


それ故に女性は鬼から狙われやすい。


被害者の遺体を見ればお腹と手足を食い荒されていた。


恐らく全てを食べる前に鬼殺隊の隊士が来たのだろう。


もしくは、鬼にとって想定外な事態が起こったか。


私は後者だと思う。


大方鬼無辻無惨にでも呼び出されたのだろう。


鬼殺隊士は隠を呼んでから遺体処理をする。


だから鬼殺隊は今回の件については関係がないと思う。


『これは…酷いですね。因みに何時ぐらいに発見されましたか？』


？「早朝の5時くらいです」


『そうですか…ところで貴方達は誰ですか？
見たところ鬼殺隊とは無関係の人のようですが』


？「申し遅れました。鬼殺隊の方々のお力添えの為、
国から派遣されたものです。皇命とお呼びください」


『分かりました。皇命ですね？
この被害女性の親族達は呼びましたか？』


皇命「今呼んでいます。産屋敷様からある程度のご指示は頂いておりますので。この遺体を見て何と思われるか………」


皇命と呼ばれた人の声に顔を顰めた。


それもそうだろう。


年齢は20？くらいだ。


母親が見たらなんて言うか………。


そんな悲しい事を考えながら周りの人だかりを、
追い払った。

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