鬼殺隊最強の少女は前世の記憶あり？！弐

伍拾捌 ページ24

次の日から私は学校を休んだ。


関東にある蝶屋敷で御館様の為に薬の開発と研究をする。


『アオイちゃん、ありがとう。
そこにある本は直してくれないかな？』


アオイ「分かりました。神柱様はいつも大怪我を負いますから、しばらくは安心ですね」


『ぐっ…その節はご迷惑をおかけしました』


アオイ「迷惑だなんて思ってません。ですがしのぶ様がご心配なさるのであまり怪我をしないよう心がけてください」


『しのぶが心配…。
そうね、怪我をしないのは無理だけど出来るだけ気をつけるわ』


そう言い作業に取り掛かる。


『御館様の血液を取るなんて、流石はしのぶ。
御館様の健康状態は何もない。
けどやっぱりあれだな』


アオイ「鬼無辻無惨…ですか？」


『ええ、遺伝子的なものに関してはかなり時間がかかるわ。でも諦めない。御館様の視力がかかってるんだから』


アオイ「私もできる事があればご協力致します」


『ありがとう』


御館様の視力は鬼無辻無惨が関係している。


前世でもそうだった。


私のことを実の子供のように可愛がってくださった御館様。


今世では幸せに暮らして欲しい。

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