休暇中の魔王様【2】 (ページ47)

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休暇+2日ページ47

ht視点

Aが指で円を描くとそこに、ワープホールの様なものが出来ていた

その中に、Aが手を突っ込み、何かを取り出そうとしている

きっとそれが、魔界にいる動物なんだろうけど

一体どんなのが出てきるんだ..？

怖い奴じゃないといいけど...

徐々にその姿が現れてくる

丸いしっぽの様なものが見えて次に、白い毛並みの丸い曲線を描く体に、長い耳

そして...

長年鍛えられている様なムキムキの筋肉に鋭い爪
普通生えてこない、ツノが額に生え

さらに、今にも襲って来そうな鋭い眼光が光る

...お世辞にも、これはかわいいとは言えない顔つき

その動物？が俺と目が合うと、獲物を見つけたかの様に俺に攻撃をして来た

動物？「..！」ブンッ

ht「かはっ！」

気づいた時には、俺は空を見ていて横たわっていた

そして顎に強烈な痛みを感じる

痛ってぇえ！！？

その痛みを少しでも抑える為に両手で顎を押さえる

ズキズキと痛む

A『おい、大丈夫か？」

ht「だ、大丈夫...」

A『お前少し興奮し過ぎだぞ。少し落ち着け」

Aがそう言うと、うさぎ？の動きこそ止まったが、こっちを睨む目は辞めてくれない

めっちゃ怖い..

A『で、どうだ魔界にいる動物の様なものは』

ht「えっと、コレは..うさぎなの？」

A『いや、魔界に居る中で一番うさぎに近い奴を連れて来たんだが...因みに名はアルミラージと言う』

ht「へー、結構凶暴なんだね...」

A『そうだな。コイツは目の合ったものに片っ端から戦闘を仕掛け勝ったらそいつを見下し、負けたら勝つまで戦闘を仕掛けて来る面倒な奴だ』

ht「見下し..」

そう言ってうさぎの方を見ると、確かに俺のことを見下している様な顔をしている

A『...きっとさっきの蹴りで、お前は弱い認定されたのだろうな』

ht「は..マジか」

A『コイツと本気で戦いたいのなら別に止めはしないが...』

kn「あ？お前らそんなとこで何してん？」

sha「え？何この組み合わせ？..てか、何それ？」

ht「うるせえ」

俺はコイツとの決闘が...て、はぁ！？

ウサギは俺の方は見ずに、シャオロンとコネシマの方に一直線に向かっていく

kn「は？な、なんやコイツ！？」

sha「え？えぇ！？」

A『気をつけろ。そいつは凶暴だぞ』

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その言葉の後、二人の叫び声が施設内に響き渡る

そして、声を聞きつけ来たトントンとクロにAさんはこっ酷く叱られるのであった