休暇中の魔王様【2】 (ページ43)

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休暇89日目(魔界) ページ43

A視点

私が目を覚ました後

私は...

部屋が書類で埋まるほどの、仕事に追われている

一体何故こんなことになってしまったのだ...

アンドラス「何でこんなことに..！じゃないよw魔王様」

A『私は何も言っていないぞ』

アンドラス「いやw顔に出てるからw」

だったら手伝って欲しいのだがな

アンドラス「一応言っておくけど、俺は手伝わないからねーw...ていうか、手伝えないしなーw」

A『貴様らもこの程度の事なら出来るだろう』

だから、さっさとやれ

バアル「魔王様。この部屋には入れない程の量の仕事を、この程度と言うのであれば、魔王様がやられた方が適切でしょうね」

バアルが部屋の入り口に立ちながら、そう言って来る

因みにアンドラスが部屋の中にいる理由は、奴は天井から入って来ただけの事である

A『....はぁ、仕方ない。これからは仕事に追われる日々が続くな..』

....彼奴らは今頃何をやっているだろうか

いや...考えるだけで、気持ち悪い

実に私らしくない

あの時の私も....

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人間世界

kn視点

あの戦争に勝って、俺らは今

前と変わりない、いつもの日々を過ごしている

tn「テメェ..！早く仕事しろ！」

nt「あぁん..まだちょっと..」

tn「あ゛あぁん...？」

nt「ひぃっ！」

gr「...」そろーりそろーり

tn「お前もなんだよなー...グルッペンッ！」

gr「くっ！見つかったか..！」

ドタドタッ

バタバタッ

こうやっていつもと変わらない様に過ごしているが、あいつらの心の中にはどこか、ぽっかりと穴が空いたままでおる

あいつは..いや、Aは今どんな感じなんやろか

クロから聞いた

魔者にとって人間を回復させるとかいうやつは、毒やって

けどな、エミさんが言うには

普通は魔者にはその能力は携わっていないって言っとたんや

まぁ、自ら自分が死ぬ様なことをする奴が何処におるねんって事やろうな

けどなんで、Aはその能力を持っていて、俺ら人間に使ったんや...

あいつは魔王様やって言うのに....

zm「あっ！やっと見つけたわw」

kn「あ？なんや？」

zm「コネシマーw一緒に飯食いに行こうぜ！」

は？

kn「はぁあ？ぜっったい、嫌に決まっとるやん！」

zm「え？めっちゃ行きたい？しょーがないなーよし、行こう！」

なんでや！！

頑張って逃げようとするも、呆気なくゾムに首根っこを掴まれる

kn「嫌やーーーーー！！！！！」