休暇中の魔王様【2】 (ページ5)

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休暇51日目ページ5

A視点

ちょっと時間が経つと、小さな悲鳴が聞こえた

em「ヒッ」

その声を聞いて、クロもびっくりしていた

まぁ、起きたら人の顔が目の前にあったら、誰だってびっくりはするだろう、、

クロは心配し過ぎなのだ

em「え？えっと、これはどう、、」

kr「大丈夫ですか？何処か痛むところはありませんか？」

em「は、はい。特にあまり無いです、、」

kr「それは、良かったです」

em「えっと、、」

この状況が、あまり読めていないのか
仕方ない、、、

A『お前、本当に大丈夫か？本に下敷きにされていたが？』

em「え？あっ！確かに、私が本を整理していた時、私がバランスを崩して、それで、本棚が、、」

em「、、もしかして、この私を助けてくれたのですか？」

やっと、この状況を理解したらしい
やれやれだぞ

A『あぁ、そうだぞ。感謝しろ』

em「それは、、ありがとうございます。助け貰わなかったら、今頃、私は本での圧死で死んでいました、、、」

A『本好きにはたまらん、死にかただな』

em「ふふ、確かにそうですね」

kr「やめて下さい。縁起悪いですよ」

em「後、クロさんまた来て下さったんですね」

kr「はい。エーミールさんの授業が面白くて、魔王様にも紹介したく、来ました」

em「そうですか、それは良かったです。此処で話すのもなんですので、こちらに、、」

そう言い彼は、私達を席に案内をし、紅茶を用意した

ふむ、とても綺麗な色をしており、さらに良い匂いだ
これは、良い奴だな

kr「直ぐ、動かれて大丈夫何ですか？手伝いましょうか？」

クロ、お前は心配し過ぎだぞ、、

em「大丈夫ですよ。これでも私は軍の者なので、これくらいはへっちゃらですよ！」

kr「そうなんですね」

私はこいつらが話している時に一口紅茶を飲んだ

A『ふむ、これは中々美味いな』

それに気づいたのか、エーミールが反応してきた

em「、、、簡単に飲むんですね。」

と、返して来た
なんだ、私に警戒心がないとでも言うのか？

馬鹿のするな
私に毒は効かないのだよ

A『まぁな』

em「そこまで、私達を信用しているって、思って良いんですかね？」

A『む？そうだな。好きに解釈して貰って良いぞ？』

em「そうですか、ありがとうございます。、、それで、一体何をお話しましょうか？」

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〈情報〉
Aは毒に、かからない訳では無い。普通に毒にはなるが、すぐに浄化する事が出来る為、効かないと言っている