休暇中の魔王様【2】 (ページ36)

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休暇82日目ページ36

A視点

ドーンッ

シュッ

ドカーンッバコーンッ！

ベルゼブブ《クックックwただ逃げているだけだと、この私を倒すことはできないぞ？》

ふむ、成る程な

奴の行動パターンは大体理解できた

奴は主にハエを、使って攻撃してくる

ハエの大群を拳の様な形にさせ、こちらに向かって攻撃したり

私が少し攻撃をすると、ハエで自分を囲みバリアの形をとったりなど

様々な形に変形できるらしい

全く、器用なことだ...

しかし..

ベルゼブブ《クハハハッw手も足も出ないのか？コレでもくらいやがれ！》

シュッ！

ドーンッ！！！！ガシャーーン！！

パラ..パラ..

一応避けることはできたが

今のは、少し危なかったな..

時間が経つごとに、奴の攻撃の速さが速くなって来ている

奴の攻撃が当たった、壁を見てみるとそこには大きな穴が空いていた

っ！..流石に、移動するか...

このままこんな所にいたら、壁がどんどんと崩れていって、ここから出られなくなってしまう

私は先程見た、穴の空いた壁に向かう

ベルゼブブ《！..おい！待て！！》

急いでこの部屋から出て行った

ドカーンッ！！

私が出て行く際に、ベルゼブブが何かした様だったが、それには当たらず上手く逃げれた

危ないな..まぁ良い

さて、何処で戦おうか...

私は、その部屋から逃げながら当たるを見渡す

すると、この廊下の奥の方に人の気配を感じた

む？一体誰だ？

何か何処かで感じ取ったことのある様なあの気配

そう思った私は、彼に近づいて行く

すると彼は私に気がついた様だ

彼「は？な、なんや！！」

私はその声を聞いてこいつの正体が分かった

こいつは..

変な格好をしている“チーノ”だと..！

A『おい、チーノ。何しているのだ？』

chi「え？いや！捜査ですよ！..てか！後ろの奴一体なんなんですか！」

む？後ろ奴？

あぁベルゼブブの事か

A『あれはベルゼブブだ。それよりも貴様のその格好は一体なんなのだ？』

chi「へ？ベルゼブブ！？てか！今それ関係ないやろ！..って、うわッ！」ゴテッ

私の方を向きながら走っていたせいか、チーノがコケてしまった

変な走り方をしているからだ

だが、流石に危ないので、チーノを魔法でこちらに持ってきて、抱え込みながら走る

奴が攻撃してきたから避けると、前の壁に穴が空いた

私はその穴から外へ出ると

そこには、血まみれになって倒れているコネシマが居た

は？