休暇中の魔王様【2】 (ページ34)

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休暇80日目ページ34

A視点

ドコッ

っっつ！！！

ベルゼブブ《フハハハハッ！..どうした？魔王よ！》

ドォーーン！！

A『カハッッ！』

一体、どう言う事だ..？

何故..この私が..彼奴なんかに..押されているのだ..？

少し前まではこちら側が、有利に立っていたはずなのに

何故だ...？
　

A『...貴様、一体どうやってそれだけの力を手に入れた...』

ベルゼブブ《..知りたいか..？魔王と会うのも此処で最後となるかも知れなんからな。特別に教えてやる》

ベルゼブブ《此処には沢山のエサがある。しかもここにいる者は、随分と憎しむ気持ちが他より強いらしい...》

ベルゼブブ《この国の立ち位置の事や、王の事など...この国にいる者には多くの憎悪が有る。

それを使わないで、どうする..？》

此奴は人間の憎悪を吸収し、己の魔力を増やすことが出来るのだ

だが、いくら此処にいる軍人で力を蓄えようとも、私が此奴に押されるわけがないのだ

A『そんな事はとうに知っている。此処にいる奴らの力を吸収していないと貴様は、この私に直ぐにやられてしまうからな』

ベルゼブブ《魔王のそのうざったらしい所は昔と変わって無いのか...。まぁいい。だが、魔王、少し勘違いしている所があるな》

勘違いだとこの私が、か..？

A『ほう？それは一体何だ？』

ベルゼブブ《言っただろう？この国にいる者には、多くの憎悪を持っていると...。》

あぁ、確かにそう言っていた。

私は記憶力が良いからな。そう言うことはよく覚えている

しかし、だから何だと..！まさか..？

A「貴様、まさかとは思うが、国の者にまで手を出したのか..？』

私がそう言うと、ベルゼブブはニヤリと笑みを浮かべ言う

《その通りだ...！》

ほう..！成る程...面白いことを考えるでは無いか..！

この国の国民全てを使えば、確かにこの強さに納得がいく

良いでは無いか久々に、思いっきり遊べると言う事か！

しかし、その力を吸収するには、その者がある程度近くに居ないといけないのだが...

もしや、今、その国民全てがこの近くにいると言うのか...？

ピピッ

ut(ね、ねえ、なんか普通の格好をした人達が大勢こっちに向かって来てるんだけど...)

shp(てゆうかあれ..A国に住んでる国民達じゃ無いですか...？)

rbr(はぁあ？なんで！)

shp(うわっ、アイツら石投げて来やがった！こいつらマジで打っていいっすか！)

rbr(あかんに決まっとるやろがい！)