休暇中の魔王様【2】 (ページ4)

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休暇50日目ページ4

A視点

私はクロの先導で、エーミールが居るという
図書室に来た

それにしても、、此処、複雑すぎではないか？

クロが居なかったら、私はこんな所、行こうと思って行ける場所ではないぞ、、

A『クロ、お前は、、いや、何でもない』

kr「？、、何でしょうか？」

A『何でもない、、気にするな』

kr「そうですか」

危ない

私はクロを普通に称賛しようとしていた

そんな事をしていたら、クロに、私が方向音痴な奴だと勘違いされてしまう所だった、、危ないかった

kr「魔王様？、、行きますよ？」

A『！、、あ、あぁ、、行くぞ』

クロは図書室の扉をノックをした

コンコン

kr「エーミールさん。居ますか？、、」

と、声を掛けたが、中からの返事は来ず、代わりに何か大きな物音が聞こえて来た

その音は、何か沢山のものが床に落ちてくる様な音だった

ドサドサッ

その音を聞いた、クロはバンっと扉を勢いよく開け、音に鳴った所へ、素早く駆けつけって行った

kr「エーミールさん！大丈夫ですか！」

私も一応駆けつけておく

クロほどの速さではないがな

私は歩きで、音の鳴っただろう方へ向かうと
そこには

傾いた本棚と、その本棚に入っていたと思われる、本が下に落ち、今は本の山の様になっている

クロは必死に、その本を退かしていっている

kr「エーミールさん！エーミールさん！」

なんと、その本の山の中にエーミールが埋まっているらしい

ふむ、これは助けた方が良いな、、
好感度は上げれる時に、上げたほうが良いからな

私はそちらに近づき、倒れた本棚を魔法で戻し
エーミールが居るであろう、所に手を突っ込み、引き上げる

すると、グッタリとしているエーミールが出てきた

エーミールはあの出来事で、気絶してしまったいる様だ

kr「エーミールさん！、、これ大丈夫なんですか？なんかグッタリして動きませんけど、、」

A『大丈夫だ。ただ少し気絶しているだけだ。そこら辺に寝かしておけば、時期に起きるだろう、、』

kr「なるほど、、では、それは私にお任せ下さい」

そう言って来たので、私は腕を掴みぶら下げているエーミールをクロに渡す

クロがエーミールを寝かす場所を探している間

私は床に散乱している、本も魔法で戻しておいた

魔法を使い疲れたので、本棚から適当な本を取り出して読書を始める

しばらくすると、エーミールが起きたのかちょっとした悲鳴が聞こえた

em「ヒッ」