休暇中の魔王様【2】 (ページ17)

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休暇63日目ページ17

A視点

奴の顔を一発殴ったら、その痛みでか知らないが、ようやく目覚めた

A『やっと起きたな。貴様』

侵入者「！？、、は？、、」

侵入者は起きたばかりで、少し混乱しているらしいな

はぁ、、仕方ない、、

A『おい、貴様、此処が何処かわかるか？』

侵入者「、、あー、、アンタらの所の拷問部屋、とかか？」

ほう、何だ
分かっているではないか

A『分かっているのなら、話は早い』

A『お前の持ってる情報を、全てこちらに寄越せ。良いか？』

侵入者「はっwそれでのノコノコと情報を渡す奴が居るか！」

A『そうか、、、ならば、、、、

無理矢理出せば、良いだけの事、、』

しかし、それをするには、この姿では出来ないのだ

元の姿でないと、、、

だが、この姿はアイツらには、見せたくない

だから、私はこの近くにある、防犯カメラを一気に壊し、こちらに来られない様

扉を魔法で固めた

さぁ、これで舞台は揃った

私は自分の変装を解き、侵入者に私の姿を明かす

私の頭からは大きな角を生やし、手には鋭い爪が伸びていく、服も戻り、漆黒のマントを羽織る

侵入者「あ、、あぁ、、ぁ、、、」

私は侵入者に近づく

一歩また一歩と

ゆっくりと

そうすると、奴は狂ったかの様に、暴れ始める

侵入者「やめろぉ！こっちに来るなぁぁ！！！」

侵入者「嫌ダァ！！嫌ダァァ！！あぁぁぁ！！！」

それでも、私の足は止めず、その男に向かって歩く

ゆっくりと、、、

侵入者「悪かった！俺が悪かったぁ！！ぜ、全部言うぅ！言いますのでぇぇ！！、、やめて、下さい、、。」

私は、その声を無視し、奴の頭を掴む

何故か？

このまま止めれば、この侵入者は自分から言うのかも知れない、、が

奴の口から聞くより、この様にして聞く方が、手っ取り早いのだ

それに、奴の声から聞いても、コイツが嘘を言わないと言う根拠が無いし

こちらの方がより情報が多く入って来やすいからな

だが、この魔法をすると、脳に対して、莫大なダメージがかかる為

この魔法をした後は、脳が一時的に停止するが、、、

まぁ、コイツなら問題ないだろう

いくぞ

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その瞬間、幾つもの魔方陣が

侵入者の周りに浮かび上がり

その後には、侵入者からモヤの様なものが出てくる

そのモヤが、人間の記憶と言うものなんだろうか

A『、、成程、そう言う事か、、、
面白いではないか！人間』