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「はっはっはっ、なるほど。私は貴女とも安室くんとも仲良くなりたいんですがね」
『透くんと仲良く…?』
もしかして、透くんは好き嫌いがあるのかなぁ…?
いや、私にはわからない理由もあるのかもしれないし。
『と、とにかく、お断りいたします。それでは、さようなら!』
おや。残念ですね。なんて笑っていたけど、あまり表情が読み取れない彼を少し警戒しつつ、ペコリと頭を下げて再び大学までの道を歩き始める。
……あの人、追ってはこないみたい。
良かったぁ…。
上手く断れなかったら、透くんに叱られちゃうところだったかも…
というか、あの人のこと、私は全く何も知らないし、そんな人の車に乗っちゃうなんて、だめだめ!
危なかった…気を引き締めなきゃ。
なんて思っていたのに、大学で楽しい講義を受けたら今朝の出来事なんてすっかり忘れてしまって、ウキウキ気分でポアロへ向かうと、そこには既にコーヒーブレイク中の沖矢昴さんとコナンくんが待ち構えていたのでした。
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作者名:ひより | 作成日時:2023年4月18日 17時