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しばらく接客を続けて、わたしはお昼休みをとった。
瑠璃さんはと言うと、裏で電話をしているようだった。
…たぶん、不倫相手。
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それから瑠璃さんは、電話を終えて戻ってきた。
『電話、誰からだったんですか?』
瑠璃「ああ、椋丞くん。」
『ええっ!?』
瑠璃「どうしたの?そんな驚いて」
『いや…』
まさか、もう連絡を取っていたなんて
昨日の今日で、宮國投手もよくするなあ…
『もう会ったんですか?』
瑠璃「ううん、今日の夜が初めて。」
『そうなん、ですか…』
瑠璃「野球選手ってお昼に会えないから、口実作るの大変なのよね、」
『はあ…』
わたしは、半ば呆れて話を聞いていた。
___大変なら、不倫なんてやめたらいいのに
『…不倫、楽しいですか』
瑠璃「ええ、とても。」
そのときの瑠璃さんの上品な笑顔は、
一生忘れることはないだろう。
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にゃあ - 面白かったです!続編も読まさせていただきます! (2019年12月20日 0時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
なちょす。(プロフ) - みやもんさん» ほんとですか〜(><)嬉しいですっっわたしもドロドロだいすきなんです← (2017年5月20日 20時) (レス) id: f80bb26a77 (このIDを非表示/違反報告)
みやもん(プロフ) - すごく面白いですし、とても読みやすいです!こーゆー話大好きです笑 続きすごい気になります…頑張ってくださいね((o(。>ω<。)o)) (2017年5月20日 17時) (レス) id: e547e18cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なちょす。 | 作成日時:2017年5月20日 1時