デキる男〜KHside〜 ページ45
到着したその場所には桜木さんが待っていた。
僕は深々と帽子をかぶってメガネとマスクをする。
Aのいる後部座席のドアをあけて彼女を降ろす。
桜木『おはようございます。彼氏さんに送ってもらったんですね。』
笑顔だけどちゃんと笑ってない。
それがちょっとひっかかった。
Aも慌てて降りて
A『桜木さん、ごめんなさい・・・お待たせしました。』
桜木『今日はちゃんとホテルに泊まりますよね？』
A『それが…』
彼女が言いにくそうにしてたから
KH『昨日も僕の家にきて、今日もその予定です。』
桜木『ええ！せっかく会社から旅費でてるのに・・・』
KH『せっかくこっちにきてるんで一緒にいたくて。』
さらっとそう言うと
彼女は照れてるようだった。
いや・・・照れてる場合じゃないし
と思って彼女を見ると
A『すみません・・・しばらくは彼のお世話になるかもしれません・・・』
桜木『う〜ん・・・もしかしたら夜の食事とか取引先と一緒の時があるかもしれないよ？』
KH『その時は仕事ですから、仕事をしっかりしてもらいますよ。』
桜木さんがいきなり僕のそばにきて耳元で
桜木『余裕なのは今のうちじゃないですか？』
そうやって僕を煽るから
KH『余裕ですよ。だって、僕の住んでる国ですから。』
なんて笑ってみせた。
余裕なんてこれっぽちもないけどね。
ペンが過激な韓国だからこそ彼女を守らなくちゃいけないし。
そう考えると日本のほうが安全かもしれない。
A『桜木さん、時間ですよ！行きましょう！』
Aが仕事モードになる。
桜木『では、失礼します。』
いつにもまして、スーツをビジッと着こなしている桜木さんは
イケメン度が増している。
KH『よろしくお願いします。』
深々とお辞儀する。彼女には軽く手を振って
KH『連絡するから！』
そう言って車に乗り込んだ。
桜木さんはまだ・・・Aのこと・・・
こうやってちゃんと付き合っているのにな。
運転しながら考え込む。
もしも、同じ会社なら三角関係かもななんて考えながら
宿舎に戻る。
宿舎に戻ると
ヨンソンマネ『おまえ！どこに行ってたんだよ！焦ったんだぞ！』
KH『Aを会社まで送ってきたし。』
ヨンソンマネ『はあ・・・おまえ・・・もう少し気をつけないと。』
KH『大丈夫・・・ちゃんとペン対策はしたから。』
ヨンソンマネ『・・・ほら！収録に遅れるぞ！』
慌てて準備をしてバラエティの収録に向かった。
今日も時間かかるのかもな・・・
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさんありがとうございます！パソコンの調子が悪く、なかなか更新できずすみません。 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんチャミさんリアル＾＾ (2022年3月22日 9時) (レス) @page24 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/nonkitty600128
作成日時：2022年2月23日 21時
