束の間のデート ページ44
KH『この住所な・・・』
ナビを設定し始めるキュヒョナ。
残念ながら危ないからと私は後部座席に座っていた。
ドキドキする。ギュペンの夢。
キュヒョナの運転する車。
KH『よし！出発するよ！少し後ろで身を隠してて。』
キュヒョナの言われるがままに後部座席の下に少し隠れる。
キュヒョナが車を発進させて外に出ると
歓声が聞こえてきた。
やっぱり、宿舎にも出待ちがいるんだ・・・
すこし怖くなったけれどELFは全世界共通でスジュが好きなだけと
思うと大丈夫だった。
KH『A？もう大丈夫だよ。』
キュヒョナに言われて後部座席に座ると
窓から差し込む朝陽がまぶしかった。
A『いい景色〜。韓国ってこんなにいい街並みなんだね。』
KH『どうしたの？改めて。』
A『いつもはスジュのゆかりある場所とか聖地とかばっかりだったけど・・・こうやってじっくり見ると韓国っていい場所だなって思ったの。』
KH『デートできるとしたら夜だけだもんな・・・』
夜じゃないとキュヒョナは堂々とできないしな。
でも、こうやって今、一緒にいるだけでも幸せ。
A『今日も宿舎に帰っていいんだよね？』
KH『うん・・・あとでドアのキーの番号教えるから。待ってて？』
待ってて？その響きがなんだか新鮮でドキドキした。
返事のない私に・・・
KH『今日は桜木さんとホテル行くの？』
A『え！なんで！そんなことないから！』
慌てて否定する私に・・・
KH『勘違いしてるでしょ？ホテル、出張でとってあったんじゃない？いいの？』
あ・・・そっちか。勘違いが恥ずかしかった(笑)
A『きっと、桜木さんに今日言われるはず・・・チェックイン、かわりにしてくれたから。』
KH『まったく・・・』
呆れながらも横顔は嬉しそうなキュヒョナ。
A『キュヒョナ・・・このままどこまでも一緒に行きたいね。』
そう言うとこころなしかキュヒョナの耳が赤くなったのがわかった。
え・・？
KH『な・・そんなこと言ってもちゃんと送り届けるから！』
いつも冷静なキュヒョナが慌ててる。
私、なんか変なこと言ったかな？
そう思いながらスマホを見ると
桜木さんからメッセが。
もう桜木さんは到着しているらしい。
A『あとどのぐらいかかりそう？』
KH『あと５分もかからないよ・・・』
A『近くで、目立たないところでいいから・・・降ろして？』
KH『いい・・・桜木さんに挨拶するから・・・』
そう言ってキュヒョナはしっかり待ち合わせの場所まで向かった。
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさんありがとうございます！パソコンの調子が悪く、なかなか更新できずすみません。 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんチャミさんリアル＾＾ (2022年3月22日 9時) (レス) @page24 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/nonkitty600128
作成日時：2022年2月23日 21時
