秘密〜KHside〜 ページ29
KH『会えない間に少しでも気持ちがグラついた？こんな遠距離で、会えないほうが多い彼氏より
会社でいつも会える彼氏のほうが良かった？』
この言葉は自分の本意ではないのに
いつの間にかコトバがでていた・・・
その言葉を聞いたときのAの悲しい表情はずっと心に焼き付いている。
Aがいなくなったあと・・・
桜木『キュヒョンさん、Aさんを責めないでください・・・俺からしたんです。』
KH『桜木さん・・・酔った勢いとはいえ・・・Aを自分のものにしたいからってしてはいけないことです・・・』
冷静に話をしている自分がいる。
桜木『わかってます。すべて俺が悪いんです。』
ＫＨ『それですむことなのかもしれませんが、Aに隙があったのも事実です・・・』
桜木『それは・・・』
ＫＨ『遠距離で寂しい想いをさせているのもすごく心苦しいのですが・・・でも、ちゃんと自覚をもってもらわないと・・・』
桜木『アイドルって大変ですよね。もしかしたら、応援しているだけのほうが幸せだったりするのかもしれませんね。あ・・・すみません。』
僕もそう思う。もしかしたら、付き合うことで
Aには我慢も寂しい思いもさせて。
彼氏としては失格なのかもしれないって。
ＫＨ『でも・・やっぱり、彼女のことはあなたには譲れません。』
桜木『そう言うと思いましたよ。俺はあなたには勝てませんからね。』
遠い目をしながら言う桜木さん・・・
ＫＨ『もし、できるなら・・・彼女と普通に接してください。』
桜木『大丈夫です。同僚として普通に接しますから。』
男同士の約束ってやつ。
桜木『早く追ってください！』
ＫＨ『ありがとうございます。』
急いでAの行った方向に向かう。
なかなか彼女を探せなくて、結構深い林の中までくる。
これって・・・迷うパターンじゃないか？
不安になりながら歩いていくと・・・
ＫＨ『A！！！』
木のそばでうずくまっている彼女の姿が見える。
A『・・・・』
しゃがんで彼女のほうを覗き込むと
足を痛めたようだった。
KH『かなり痛そうだな・・・背負っていくから・・・ほら・・・』
しゃがんで背中を向けるけど
動こうとしない彼女。
KH『動けない？』
A『いいから・・・私にかまわないで。』
どうやらまだ怒っている様子だった。
KH『ごめん・・・言い過ぎた・・・』
A『私だって・・・不安なの・・・』
KH『ごめん・・・』
彼女の声がどんどん涙声になっていくのがわかった・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音(プロフ) - りんさん» りんさんありがとうございます！パソコンの調子が悪く、なかなか更新できずすみません。 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんチャミさんリアル＾＾ (2022年3月22日 9時) (レス) @page24 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/nonkitty600128
作成日時：2022年2月23日 21時
