秘密 ページ28
7人でわいわいやっている中で私は1人・・・じっとしていた。
だって・・・この間の桜木さんとのことが気になって気になって・・・
もしかしたら酔った勢いで桜木さんが言うんじゃないかってびくびくしていた。
その様子に気付くのはやっぱり・・・
KH『どうした？食欲ない？』
私のことをよく見ているキュヒョナであって・・・
A『ううん・・・平気。ちょっと疲れちゃった・・・散歩してくるね。』
ペンションのウッドデッキを出て近くにある湖まで歩く。
風がとっても気持ちよかった。
深呼吸しながら景色を眺めていると・・・
桜木『Aさん？』
桜木さんが後ろにいた・・・
A『桜木さん・・・』
どうしてここにきたの？
そう言いたいのを抑えていると・・・
桜木『この間のことは・・・すみませんでした・・・』
深々とお辞儀する桜木さん。
A『謝るなら・・・しないでほしかった・・・』
桜木『彼氏とあんなに幸せそうな姿見せられるとあきらめるしかないかなって思いました。』
A『もう・・・あきらめてください・・・それに・・・キスしたことも・・・』
そう言って桜木さんのほうを見ると・・・
A『え・・・』
桜木さんの後ろには険しい表情をしたキュヒョナが立っていた。
桜木さんも私の表情に慌てて後ろを振り返ると
すごく驚いて、申し訳なさそうな顔になる。
KH『・・・今のほんとのこと？A・・・？』
いつもよりとても低い声で私に問うキュヒョナ。
どうしよう・・・
A『キュヒョナ・・・あのね・・・』
桜木『何週間か前に、Aさんと一緒に飲みにいったんです。仕事の打ち上げに・・・
その時に・・・俺が酔った勢いでAさんにキスしたんです。』
そんな・・・ありのまま言わなくても・・・
キュヒョナのほうを見ると見たこともない表情で私たちを睨んでいた。
KH『A・・・？それってさ、何もやましいことがなければ言えることでしょ？なんで言わなかったの？』
A『そんな・・・言えるわけないよ・・・』
KH『それはこの人に少しでも気があるからじゃないの？』
A『そんなわけないでしょ！』
KH『会えない間に少しでも気持ちがグラついた？こんな遠距離で、会えないほうが多い彼氏より
会社でいつも会える彼氏のほうが良かった？』
キュヒョナの言葉がグサグサ刺さって胸が痛くて耐えられなかった・・・
A『どうして・・・？どうしてそんなこと言うの？』
その場を走って逃げだした。
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさんありがとうございます！パソコンの調子が悪く、なかなか更新できずすみません。 (2022年3月23日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんチャミさんリアル＾＾ (2022年3月22日 9時) (レス) @page24 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/nonkitty600128
作成日時：2022年2月23日 21時
