余韻 ページ38
イベントが終わって、キュヒョナたちも別の仕事へと移動していった。
あんなに長いライブやトークショーをこなしたのに
また別の仕事に向かうなんてタフだなと思っていた。
桜木『どうなることかと思ったけど、イベント大盛況でしたね。』
A『私の至らないところ、サポートしていただいて本当にありがとうございました。』
深々と桜木さんにお辞儀する。
桜木『そんな!頭上げてください!Aさんだって頑張ったじゃないですか。』
2人でやりとりをしてると
花菜『A!お疲れ様!』
尚『大変だったな。』
2人が私たちのもとへとやってくる。
尚くんはサンプルの追加分を届けてくれた。
花菜もイベントの後片付けの手伝いにきてくれている。
桜木『せっかく、4人そろったから帰りに打ち上げしていきません?』
花菜『いいですね〜!』
尚『サンプル届けたんだから奢れよな〜。』
3人で盛り上がっている中で
私はなんとなく寂しい気持ちになっていた。
さっきまで近くにいたキュヒョナがもういない・・・
イベント中はあんなに近くにいたのに
もうどこかに行ってしまって。
花菜『どうしたの?浮かない表情して。疲れた?』
A『ううん。そんなことないよ。』
桜木『昨日も、遅くまで準備してたんですよ。Aさん、疲れたなら送りましょうか?』
桜木さんが心配そうに聞いてくるけど
A『大丈夫です!打ち上げ行きましょう!』
なんとか笑顔でかわす。
1人になったほうが寂しくてたまらなくなりそうだったから。
尚くんの行きつけの居酒屋に4人で向かう。
すっかり暗くなってしまっていい時間。
ただ、救いなのは明日は休日ってことだけだった。
居酒屋にはいるとそれぞれにビールを飲みながら
今日のイベントについて反省したり話をしてると
花菜『ごめん、ここで言ってもいい?』
A『何が?』
尚『俺たち、付き合うことになったんだ。』
花菜と尚くんが恥ずかしそうにしている
桜木『ほんとか?おめでとう!良かったな!』
桜木さんはアルコールに酔いながらも嬉しそうにしている。
A『良かったね!花菜!尚くん!おめでとう!乾杯しよう!』
4人でグラスをあわせて再び乾杯する。
花菜『ねえ?桜木さんはAのことどう思ってるの?』
花菜が私のほうを見ながら言う。
桜木『それは・・・良いビジネスパートナーかな。』
尚『なんだよ。本当かよ。お前ら付き合わないのか?』
花菜『お似合いだと思うけどな。』
なんだか変な雰囲気になってるし。
95人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音(プロフ) - りんさん» 久々に一般人とのお話です。最近、一般人の方モテますからね(笑)他のメンバーも書いてみたいなと思ってます。 (2022年1月9日 18時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うは!^^新作ありがとうございます。ぎゅのひさびさな恋愛楽しみです。^^ (2022年1月9日 10時) (レス) @page11 id: 36cd9aa078 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛音 | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/non-gyu0128/
作成日時:2022年1月6日 17時