アクシデント ページ20
そわそわしながらずっと時計を見ていた。
もうすぐ仕事も終わるのに・・・
まったく目途がたたないのはこの人のせい・・・
新商品のアイシャドウのSMモデルをつとめる女優さん・・・
その撮影現場に今日は営業の桜木さんもなぜか同行していた。
桜木『さっきから時計見てますけど、何か用事があるんですか？』
心配そうに桜木さんが聞いてくれる。
A『はい・・・このあと・・・大事な用事があって・・・』
桜木『あとは俺がやっておくから。明日、報告するし・・・』
A『でも・・・』
私がいないと不都合なことが結構あったからこそなかなか現場から離れられなかった。
KARINA『Aさん、相談なんですけど、ここ・・・』
女優さん自ら、ちょっと違うと思うことはすぐに言ってくる。
だからこそ撮影がなかなかすすまない。
A『はい。ここは・・・』
さっきから説明して協議しての繰り返し・・・
今日のコンサートあきらめるしかないのかな。
なんて思いながら撮影をなんとか進めていく。
確かに、この商品はうちのキャンペーンの中でもかなり重要なものだからこそ
慎重にすすめていかなきゃいけないんだけど
それが難しすぎてなかなかすすまない。
撮影を見守りながらスマホを見ると・・・・
＊＊今日も会えるの楽しみにしています。＊＊
ギュからしっかりメッセがきていた。
もう、開場して、公演開始を待っているところだ・・・
今日こそはゆっくり見たかったのに・・・
桜木『少し順調に進んできましたね。』
A『はい、このまま順調に行けばいいんですけどね。』
撮影の様子を見ながら、次に問題としてあがっていたシーンを
慎重に進めていく。
KARINA『だいぶ良くなった気がします！』
女優さんもだんだん笑顔になってきた。
現場の雰囲気も良くなっていく。
桜木『あとは最後のシーンだけですね。』
A『やっとここまできましたね。』
ほっと胸をなでおろしたのもつかの間だった・・・
KARINA『やっぱり、こっちのほうがいいと思うんですけど？』
最後のシーンの演出を少し変えたいと言い出した女優さん・・・
A『ここは最後のシーンなんで、やっぱり重要でこのイメージは譲れないんです！』
KARINA『そうなんですね。だったらこうはどうですか？』
2人でアイディアを出しまくっていたら
あっというまにコンサートも終わりに近づく時間になっていることに気付いた。
なんとか撮影は無事に終了し
私はコンサート会場までタクシーで移動していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音(プロフ) - りんさん» 久々に一般人とのお話です。最近、一般人の方モテますからね（笑）他のメンバーも書いてみたいなと思ってます。 (2022年1月9日 18時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うは！＾＾新作ありがとうございます。ぎゅのひさびさな恋愛楽しみです。＾＾ (2022年1月9日 10時) (レス) @page11 id: 36cd9aa078 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/non-gyu0128/
作成日時：2022年1月6日 17時
