彼女の秘密〜KHside〜 ページ8
僕の両親を目の前にして２人で座る。
緊張しているのかさっきから口数の少ないA。
当然か・・・
KHオモニ『突然、聞いてごめんなさい。Aさんのご両親ともぜひお会いしたくて。日にちを決めてくれないかしら？』
なぜか勝手に進めるし。
KH『まだ、気が早いよ。２人とも仕事が忙しいし・・・』
KHオモニ『あら、ご両親のお顔を見ておくくらいダメなの？』
強引すぎるオンマ・・・
彼女は俯いている。
どうしたのかな・・・？
KH『A・・・・無理しなくていいから？』
そう言って顔を覗き込むと・・・
A『ごめんなさい・・・キュヒョナに言いにくくて言ってないことがある。』
急に真剣な表情で顔をあげるA。
KH『ん？どうしたの？』
両親も驚いている。
A『その・・・ごめん・・・ずっと言えなくて・・・私の両親はもういないの・・・』
彼女の口から聞いたのは驚くべき事実。
KH『え・・・ごめん・・・なんか・・・悪いこと聞いた。』
KHオモニ『ごめんなさい・・・私も余計なことを。』
A『黙っててごめんなさい。両親は私が小さな頃に事故死して、いないの。ずっと祖父母に育てられていたけれど・・・その祖父母も数年前に他界したの。』
まさかのAの過去の話。
彼女は両親を亡くしていたなんて。
KHアボジ『そうか・・大変だったんだね。だとしたら、私たちを本当の両親だと思ってくれたらいいよ。大変なときは頼りなさい。』
KHオモニ『そうよ。私を本当の母だと思ってたよってくれないかしら？』
A『え・・・いいんですか？』
KH『２人がそういうならいいんじゃない？どうせ、もうすぐ本当の家族になるんだから・・・』
A『ありがとうございます。嬉しいです。』
今まで１人でずっとやってきて不安だったろうな。
Aと一緒に温かい家庭を築いていきたいと思った瞬間だった。
せっかくだからとみんなと食事をして宿舎に戻った。
泊まればいいのにと両親にかなり言われたけれど
やっぱり２人きりになりたかった。
彼女は明日にも帰るし。
宿舎についてシャワーを浴び終えると
ワインの準備をしてくれているAがいた。
KH『ありがとう。』
それだけ言って椅子に座る。
A『キュヒョナ・・・黙っててごめんね。言いにくくて。』
KH『ううん・・・今日言ってくれたからよかった。つらかったでしょ。ごめん。』
A『キュヒョナのご両親が優しい人で良かった。』
ワインを飲みながら穏やかな表情で言う彼女。
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凛音(プロフ) - りんさん» これからペンミやチャンミンの結婚式！忙しくなりそうですね〜。ライバルも・・・ (2021年5月5日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 遠距離頑張って！2人で！ (2021年5月5日 1時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作成日時：2021年5月4日 19時
