自分のあるべき姿 ページ17
済州でメイちゃんの仕事を手伝いながら時は流れていた。
もう夏だ・・・
たまに見るテレビではキュヒョナがバラエティでMCやゲストとしてよくでている姿。
ヒョクやヒチョリやトゥギも見かける。
料理をしながらテレビを見るのが唯一の至福の時だった。
A『みんな、頑張っているな・・・』
メイ『オンニだって頑張ってるじゃない?お客様からの指名もあるみたいよ?』
A『ほんと?指名まで?ありがたいな。』
メイ『オンニ・・・もう少しだけ手伝ってね。』
メイちゃんの言葉に驚く。
A『それって・・・・』
メイ『オンニがすごく頑張ってくれてるから、早くオッパたちに会わせてあげたくなったのよ。』
A『ほんと?』
静かに頷くメイちゃん・・・嬉しくて涙がでてきた。
メイ『さて、お腹すいたな〜!ご飯にしよう!』
ダイニングテーブルに作ったものを並べていると
テレビにはキュヒョナが・・・
司会者『キュヒョンさんは今、大切にしているものってありますか?』
KH『そうだな。特には思い浮かばないのですが・・・これかな。』
そういってカメラにうつされたのは
私とお揃いの腕時計だった。
司会者『それはどういった理由があるのか聞いても?』
KH『今、行方がわからない人が僕にくれた唯一のプレゼントなんです。』
司会者『え・・もしやお亡くなりに?』
KH『それはわかりません。でも、きっとどこかで元気でいてくれると思うから・・・』
司会者『なんだかしんみりしちゃいましたね(笑)でも、キュヒョンさんの曲もしんみりした曲だからちょうど良いかもしれませんね(笑)』
キュヒョナの歌うバラードが流れてくる。
切ない歌詞・・・
キュヒョナ・・・会いたいよ・・・
私もはずすことのなかった腕時計を見つめる。
メイ『オンニ?さめちゃうよ?』
メイちゃんにせかされて私もイスに座って食事する。
でも、その日、キュヒョナの言葉を聞いてから
私は幸せな気持ちで眠りにつくことができた・・・
キュヒョナ・・・
会いたいよ・・・
夢でもいいから会いたい・・・
その声が聞きたいよ・・・
あの優しい声でまた名前を呼んでほしい・・・
結婚まで考えてくれた優しいキュヒョナなのに
その気持ちを受け入れられなくてごめんね・・・
もっと早くちゃんとそう言えばよかったし
気づけばよかったのに・・・
本当に私バカだ・・・
奇跡は起こる〜KHside〜→←手がかりは?〜KHside〜
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!ヒロインちゃんも学ぶことたくさんあるようです! (2022年1月5日 9時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 番外編楽しみです。ヒチョル、ぎゅ、離れてみて初めてわかる大切にすべき思い^^ (2022年1月4日 22時) (レス) @page15 id: 36cd9aa078 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、今年もよろしくお願いします。なんだか、ヒチョリといい感じになってしまいました(笑)結婚結婚ってヒチョリも言われて大変だし・・・もしかしてですね。 (2022年1月3日 19時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さん今年もよろしくお願いします。^^ (2022年1月2日 21時) (レス) @page7 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒチョルなのか?ヒロインちゃんの家族になるのは?^^ (2022年1月2日 18時) (レス) @page7 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凛音 | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/nonkitty600128
作成日時:2022年1月2日 11時