お似合いの2人〜KHside〜 ページ9
うっすら目をあけるとキッチンから声が聞こえた。
1人はヨンソンヒョン。
もう1人はAの声・・・？
ゆっくり体を起こしてキッチンに向かうと
Aとヨンソンヒョンがキッチンで仲良く話をしていた。
遠くから見ていると
あまりにもお似合いで声をかけるのをためらった。
ヨンソンヒョンとAが並んでいると
まるで夫婦のようだから。
もし、Aが僕と出逢っていなかったら
こうやってヨンソンヒョンのような人と結婚して子供作っていたのかな
なんて想像してしまった。
それが僕と付き合っているがために婚期を逃しまくっている気がする。
そう思うと悲しくなってくる。
後ろから僕の悲しいバラードが聞こえてきそうだ・・・
僕に2人は気付いたけれど
ヨンソンヒョンは僕が拗ねていると気付いたのか
すぐに現場に戻っていった。
Aはそんな僕に構わずにお粥を出す準備をしている。
キッチンから作り直したお粥を持ってきてくれる。
A『とんだ災難だったね(笑)莉々亜は料理苦手だったか〜。』
KH『あんなまずいお粥、初めて食べたよ。どうしたらあんなふうに作れるわけ？』
A『莉々亜なりに一生懸命だったんだよ。』
優しい笑顔でそういうA。
KH『A・・・実は今の仕事が終わったらひと段落つくから、一緒に旅行にいかない？』
A『え・・・旅行？』
KH『忙しい？たぶん、イ・スマン先生にお願いしたら、Aは一生懸命やってるからって
休みくれるよ。って・・・僕が言っておいたから大丈夫。理央ヌナも行ってこいってさ。』
A『いつの間に・・・』
KH『それと、チャンミンも結婚して落ち着いたから、そろそろおまえも考えろって言われた。』
そのこともあってさっきの2人の様子を見て落ち込んでいた。
A『考える・・・？そろそろ？』
すべて疑問形のA。
きっと気が進まないんだろうな。
KH『気が進まないならまだいいよ。』
そう言って黙々とお粥を食べていると。
A『ううん。そうじゃない。もう考えてもいいんだよね？』
少しだけ嬉しそうに言うA。
KH『いいの？ 』
A『時間はかかりそうだけど、そろそろ考えようか・・・』
彼女の思わぬ言葉に嬉しくなる。
KH『旅行中に既成事実を作って・・・』
A『それはダメ！ちゃんとしたカタチで報告したいから。』
やっぱり道のりは遠そうだった。
キッチンを片付けながら僕の部屋まできて
シーツを交換してくれているAだった。
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凛音(プロフ) - りんさん» いつもコメントありがとうございます。いろいろ現在のSJの状況を見つつ楽しいお話にしていきたいと思います（笑） (2021年8月16日 10時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さん番外編ありがとうございます。またまた、ざわつく予感＾＾ (2021年8月16日 7時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/non-gyu0128/
作成日時：2021年8月15日 21時
