恋はウソから始まるの？・・・～KH～ (ページ6)

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強行手段！～KHside～ページ6

EH『でもさ・・・一度、日本に行ってその人に頼まないと、口裏合わせしないとまずいよ。』

KH『ああ・・・確かに。』

ヌナたちは仲良しだし・・・ソラヌナはめちゃくちゃするどいとこあるしな。

EH『マネヒョンには俺から言っておくから、明日、オフだろ？タイムリミットは明後日の午前中に帰ってこないと。』

KH『強行手段だな(笑)』

EH『おまえのためだろう？彼女に協力してもらわないと。』

ヒョクチェヒョンの視線の先にはいく予定のカフェのSNSに載っているオーナーの写真。

彼女がすべてをやっているようだけれど

正直・・・僕の好みではない。

好きなことをしているキラキラした感じはあるけれど

女としてはみれないような容姿をしている。

ボーイッシュで髪も短くて、食習慣がよくないのか体型も微妙だ。

でも・・・そう思っても彼女に頼まなきゃいけないから

そこは目をつぶるしかない。

最低限の荷物をリュックにつめて日本に行く準備をする。

なんか緊張して寝付けない・・・

早朝にタクシーを呼んで急いで空港に向かう。

日本には行きなれてはいるけれど

プライベートだとやっぱり緊張する。

最大限の変装をしてスマホを頼りにそのカフェまで向かう。

ずいぶん田舎にあるカフェなんだな。

タクシーはどんどん何もない場所に向かって行く。

でも・・・その先には大きな湖が見えてきた。

そういえば、あのカフェは湖の近くでそのきれいな風景が人気だってあったな。

タクシーから降りると湖を眺めながらゆっくり歩く。

着いたのはすでに夕方。

やばい・・・泊まるとこも考えてなかった。

めずらしく行き当たりばったりだし。

カフェのドアにはcloseの文字・・・

でも、キッチンに人がいるのが見えた。

入口のドアを必死にたたいてみた・・・

すると人の影が。覗き込んだのは彼女だった。

めちゃくちゃ怯えた表情で僕の顔を見ていた。

あ・・・恰好か。

帽子もマスクもとると彼女は何かを考えたのかスマホをとりだして確認している。

どうやら僕だとわかったらしい。

無事にカギをあけてくれた。

A『すみません・・・』

KH『こちらこそ、突然すみません。ご察しのとおりキュヒョンと申します。』

A『あの・・・旅行は２週間後では？』

KH『実は、Aさんにお話しがあって、日本にきました。』

A『私にですか？』

不思議そうな表情をする彼女。

A『あ・・・お話聞くので中へどうぞ。』

優しい表情で席に案内してくれて

冷たいお茶をだしてくれる。