恋はウソから始まるの？・・・～KH～ (ページ3)

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不思議なお客様ページ3

ある日、お店のSNSをチェックしていると

DMが届いていた。迷惑メールかななんて思って

恐る恐る開けてみると・・・

(はじめまして。突然の連絡失礼いたします。私は韓国でアイドルグループをしている者です。)

え・・・これ本当？

続きをみると

(SNSでこちらのカフェを拝見させていただき、ぜひ、番組の撮影でこのカフェを利用したいと
考えています。よろしければ詳細をお話しますので連絡いただけますとありがたいです。)

すごい丁寧な文章！韓国人だよね？

え・・・大丈夫かな？不安になって・・・

A『ねえ！陽菜！これ見て！』

閉店準備をしていた陽菜を呼ぶ。

陽菜『ん？どうしたの？？』

A『ちょっと、これ読んでみて！』

タブレットを陽菜に渡す。

陽菜『えええ！！すごいじゃん！でも、韓国アイドルっていったい誰かな？BTS？まさかね(笑)』

A『(笑)陽菜はBTS好きだもんね。でも、違うんじゃない？』

陽菜『わかんないよ！早く返信して！！』

A『ええ！！こっちは慎重になっているのに・・・』

陽菜『いいから！大丈夫よ！変な奴だったらブロックすればいいし。』

A『わかった・・・』

渋々、私はそのメッセージに返信した。

(はじめまして。メッセージでの問い合わせありがとうございます。詳細をお聞きしたいので

改めてご連絡いただけますとありがたいです。)

こちらの住所と電話番号なども記入して送る。

韓国のアイドルか・・・きっと売れないあまり知名度のないアイドルじゃないのかな？

なんて勝手に予想しておく。

だってBTSがうちにきたら大変なことになるし。

そうであってほしい。

陽菜『なんかすごく気になるよね。そわそわしてきた。来店する前に美容室行こうかな(笑)』

陽菜はめちゃくちゃ女子力高い。

A『そんな大げさな(笑)』

陽菜『わかんないわよ！人生何が起こるか！この歳にして超絶イケメンと結婚するかもよ？』

A『まさかね・・・』

自分の人生にそんなことは絶対ありえないことはないんだと

身をもって体感することになるなんて。

メッセージは結構時間をおいてきて・・・

私たちは時間がたったせいで期待感も薄れていた。

A『すーぱーじゅにあ？あんまりきいたことないな・・・』

陽菜『BTSならわかるけど・・・あんまりきいたことないな・・・』

２人でタブレットとにらめっこ。

陽菜『調べるしかないね！』

検索すると・・・その人たちの画像がたくさんでてきた。

韓国では知らない人はいない・・・？