恋はウソから始まるの？・・・～KH～ (ページ1)

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面倒なことページ1

最近の私と言えば・・・

趣味を仕事にしたように自分自身で起業して小さなカフェを経営している。

好きなことを仕事にしたいとずっと思っていたけれど

やっぱり本当にそうすることは怖くてしかたなかった。

けれど、努力をしてあきらめなければ本当に叶うんだと強く思った。

でも・・・気づけば・・・私のプライベートがまずいことになっている。

なんといっても、帰れば部屋はぐちゃぐちゃ・・・

休みは新しいカフェのメニューを試作しようと

食べ歩いているから、体型もまずいことになっている。

気づけば、アラフォーに足を突っ込もうとしているのに。

まずい・・・これじゃ・・・

一生おひとり様だよね。

なんて思いながら数年経過しております。

それが私の現状。

今日もまた１日が始まる。

陽菜『何？また顔むくんでるよ！』

おなじ歳で接客などホールを担当してくれる陽菜に顔をのぞかれる。

A『アラフォーにまっしぐらだからしかたないよ(笑)』

笑ってごまかすのにも慣れている。

陽菜『最近・・・また太ったでしょ？いい加減、女子力思い出して！』

A『女子力はどこかに置いてきた(笑)』

陽菜『まったく・・・一生独身だな。』

A『一生独身でいいもん！』

本心は違うけど(笑)

陽菜はそのままフロアで掃除を始めて

私はキッチンで準備を始める。

そのうち、お店はオープンして私たちは忙しく動き回る。

それがいつもの光景だった。

オープンして５年以上になるが、常連さんも増えて

最近はかわいい落ち着く湖の近くのカフェとして人気になっている。

SNS効果ってやつかな。

本当はもっと人を増やしたいけど

そんなに広いお店でもないから普段は２人で週末は１人、アルバイトの子が来てくれていた。

製菓専門学校の学生さん。

勉強もかねてのバイトだった。

陽菜『A！そろそろ本日のケーキなくなりそう？』

A『あと２食で終わり！』

陽菜『OK！』

本当はもっと提供したいけれど、仕込みした分にも限界があるからな。

キッチンから見えるのはキラキラした笑顔でスイーツの写真をとる女子たちの姿。

その光景を見るのが私にとっては幸せだ。

さらにおいしそうに食べてくれる姿はもっと幸せだ。

そんな幸せな気持ちになりながら１日を終えると

もっと研究したいなって思う。

だからこそ、違うカフェに行って食べ歩くんだよね。

今日も１日があっという間に終わる。

幸せな１日が・・・

そしてまた明日、もっと幸せな１日がやってくる・・・