検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:47,104 hit

大切な人 ページ36

キュヒョナが私の異変に気付いて

ずっと私の様子を見ながら運転してくれていた。

そして、何かあったの?と優しくその理由を聞いてくれる。

ぽつりぽつりとソンジェのことを話すけれど

話しているうちに思いがこみ上げそうになって

私はしばし黙り込むことが多かった。

そんなときは無理に話をせずにそっとしておいてくれた。

そんなキュヒョナが私の頑ななこころをじわじわと優しく包み込んで

溶かしてくれているような感覚だった。

KH『ヌナ・・・少しずつ忘れて新しい恋しなきゃだね。』

キュヒョナが小さく呟いて優しく微笑んだ。

なんで・・・こんなに優しいんだろ・・・

A『う・・・うん・・・』

赤くなる顔を見られたくなくて

私は俯いていた。

ソンジェはもう前を向いて歩いている。

私も前を向いて歩いて行かないと・・・

キュヒョナの運転する車はやがて見覚えのある場所を通る。

私の家の近所だった。

もう・・・・帰っちゃうんだ・・・

そんな思いが私の中を駆け巡る。

なんか・・・1人になりたくない・・・

1人になってソンジェのこと思い出すのやだな。

だから・・・

A『キュヒョナ、時間ある?良かったらご飯食べない?』

キュヒョナはちょっと驚いた表情をしたけれど

笑顔になって嬉しそうに

KH『いいの?僕もまだ別れたくなかった(笑)』

A『キュヒョナ、ちょっと近くのスーパーよってくれない?』

KH『OK!何作ってくれるのかな〜』

キュヒョナは嬉しそうにハンドルを握ってスーパーまで連れてってくれる。

A『どうしようかな。キュヒョナはお酒のむ?』

KH『明日、早いから今日はやめとくよ・・・』

あんなに大酒飲みのキュヒョナが私といるとほとんどお酒を呑まない。

それを知るのはもう少し先のこと。

スーパーに着くと私より先に行って

はりきってカートを押し始めるキュヒョナ。

私が食材を選んでいると

キュヒョナは食べたいものをどんどんカートにいれる。

A『ちょっと!!あまり余計なものは・・・・』

KH『余計なもの・・?余計なものはないよ。ヌナの家に何度か行って食べるものとつかうものだけ。』

なぜか・・・歯ブラシとか入ってる。

ん・・・?ちょっと待って・・・・

なんで・・・?

キュヒョナは表情1つかえないで

私のかわりにお会計をすませて

荷物を持って車に行く。

私はそのあとを早歩きでついていく。

キュヒョナは・・・いったい何を考えてるの・・・?

ヌナの笑顔が見たい〜KHside〜→←ヌナの大切な人〜KHside〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
161人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

凛音(プロフ) - りんさん» ユノにある意味守られたような気がします。ギュとユノの間をいったりきたり。ちゃんと向き合うのはギュになんですけどね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うぎゃ?ユノやりました。ぎゅどうするの? (2021年2月4日 16時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、仕事ではしっかりしてるけど、普段はぬけてるイメージです。隙がないとギュも入りこめないので(笑) (2021年2月2日 7時) (レス) id: a4978e37bf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんヒロインヌナかわゆいわー^^ぎゅ頑張って! (2021年2月1日 22時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - りんさん» キュヒョンは本当にヌナが心配で好きで・・・そんな気持ちがヌナに届くといいなと思います。 (2021年2月1日 9時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凛音 | 作成日時:2021年1月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。