懐かしい姿 ページ34
キュヒョナに連れてきてもらった海辺にある海鮮レストラン。
ワインまでのませてもらって、ほろ酔いで上機嫌だった。
でも・・・その私の気分は一瞬で落ちることに。
トイレに行きたくなって
個室をあとにしてトイレに向かうと・・・
見覚えのある姿。
酔ってて見間違えているんじゃないかなと
思ったけれど・・・
やっぱり見間違えじゃなかった。
ウソだよね・・・
どうしてこんなところで・・・
そこにいたのは、私がスタイリストとして新人だったころに付き合って
一緒に暮らしていたソンジェ・・・
日本に留学していた頃に出逢い
付き合った私たち。
だから、韓国語もソンジェから教えてもらうことがあって
今は不自由なく話せている。
そのソンジェの姿が目の前に。
そして、一緒にいるのは奥さんらしき人と
その腕の中には赤ちゃん・・・
とても幸せそうな２人の笑顔に
嬉しいはずなのに・・・複雑な気持ちになる。
２人は私に気付くことなく
個室に入っていく。
ソンジェは日本に留学し、韓国でも有数な企業へと就職した。
私と同棲を解消してから
韓国へ帰ったと友人から聞いた。
付き合った時は若かったせいか
何も考えずに、ただ好きという気持ちだけで一緒にいた。
会う時間がもっと欲しくて
一緒に暮らしてしまえば
もっと一緒にいれると思っていた。
でも、そうじゃなかった・・・
一緒に暮らしていても心が離れることもある。
私が忙しくなって、なかなか家に帰れない日々が続いた。
ソンジェは１人の時間に勉強に打ち込んでいたけれど
やっぱり、寂しかったんだと思う。
仕事に向かう私に自分の感情をぶつけてくることが増えた
。
仕事に彼に板挟みだった私は
とうとう苦しくなって彼の手を離した・・・・
一緒にいることをやめても
付き合っていけるだろうと思っていたけれど
それは難しかった・・・
私たちの関係は修復することはできない状態になっていて
彼との関係は終わってしまった。
でも、私には仕事があったから彼のことを
思い出して悲しむことも少なくてすんだ。
でも、SJと仕事をするようになって
少しずつ自分の時間ができたときに
彼も韓国にいるんだろうなと思うようになったら
たまにとてつもない寂しさに襲われるようになった・・・
まさか・・・今日、この場所で会うなんて・・・
ソンジェの幸せな姿は私にとって嬉しいはずなのに・・・
どうしてだろう・・・
もう未練なんて残ってないはずなのに・・・
その場で私は動けなくなっていた。
ヌナの大切な人〜KHside〜→←ヌナの変化〜KHsidea〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音(プロフ) - りんさん» ユノにある意味守られたような気がします。ギュとユノの間をいったりきたり。ちゃんと向き合うのはギュになんですけどね。 (2021年2月6日 21時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - うぎゃ？ユノやりました。ぎゅどうするの？ (2021年2月4日 16時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、仕事ではしっかりしてるけど、普段はぬけてるイメージです。隙がないとギュも入りこめないので（笑） (2021年2月2日 7時) (レス) id: a4978e37bf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さんヒロインヌナかわゆいわー＾＾ぎゅ頑張って！ (2021年2月1日 22時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - りんさん» キュヒョンは本当にヌナが心配で好きで・・・そんな気持ちがヌナに届くといいなと思います。 (2021年2月1日 9時) (レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛音
| 作成日時：2021年1月18日 22時
