頼りになる親友〜CMside〜 ページ27
Aに別れを切り出してから
ヒョンと一緒に韓国に帰国する。
しばらく日本でのスケジュールもないし
亜里沙さんの出産も控えているからヒョンも仕事を少しずつセーブしている。
そのかわりに俺はソロ活動中心になる。
帰国してからすぐに行く場所と言えば
KH『なんで直行なんだよ(笑)おまえは。』
キュヒョナのところだった。
CM『なんとなくここにきたかったんだよ・・・』
すぐに買ってきた日本酒をあけてキュヒョナの作る料理を待つ。
KH『おまえな・・・まったく・・・』
ブツブツ言いながらも酒のつまみになりそうなものを
何品かささっと作ってくれた。
CM『やっぱりここは落ち着くな。』
KH『何があったんだよ・・・』
俺に似てするどいキュヒョナ。
CM『Aと別れた・・・・』
KH『はあ？おまえ、冗談言うなよ。』
俺だって冗談だと思いたい。
CM『本当だから・・・』
俺の様子に何かを悟ったキュヒョナ。
KH『おまえ・・・ヌナに何か言ったのか？』
CM『俺から別れを切り出したんだ・・・』
KH『はあ？なんでだよ・・』
いつも冷静なキュヒョナの声がどんどん大きくなる。
CM『Aにはやりたいことがあって、それをするには俺とのことが負担になると思ったから。』
KH『本当にバカな奴だな・・・・おまえは。』
CM『なんでだよ。』
KH『結婚まで考えるほど好きな奴を負担だと思うか？』
CM『だって、結婚することがゴールだとしたら、仕事に没頭でいないだろう？』
KH『それはおまえがだろう？ヌナは違うかもしれないだろ？』
CM『いや・・・それは・・・』
KH『わからないだろう？』
言い返せなかった。
KH『ヌナは逆におまえと温かい家庭を築いて自分のやりたい仕事をしようとしてたのかもよ？』
温かい家庭・・・か・・・
CM『俺とのことは負担じゃないのかな…』
KH『負担だったらこんなに長く付き合わないだろう？』
CM『そうだよな・・・』
バカだな・・・韓国に帰ってきて冷静になるだなんて。
もう、Aは俺のこと嫌になって
前を向こうと必死になっているのかもしれない。
KH『落ち着いたら・・・ヌナにちゃんと自分の気持ちを話すんだな。』
CM『もう遅いだろう・・・』
KH『遅いなんてないと思う。ヌナが本当におまえのこと好きならな。』
CM『なんか・・・本当に嫌になる・・・俺・・・』
KH『おまえは、頭良くてスマートにいろいろこなすのに変なところでやらかすよな(笑)』
CM『俺は完璧なんかじゃない・・・』
だからこそ時にAを傷つけてしまう。
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます！私自身、楽しんで更新していますのでマイペースに楽しくやっております。いつもコメントありがとうございます。 (2021年6月10日 14時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さん暑さもあるので、マイペースでお願いします。＾＾ (2021年6月10日 12時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作成日時：2021年3月28日 21時
