とまらない涙〜CMside〜 ページ20
ずっと泣き止まない彼女の背中を優しくトントンとたたく。
ソファーにきて座らせる。
CM『そろそろ落ち着いた？』
彼女の顔を覗き込むと
A『見ないで・・・ひどい顔してるから・・・』
すっぴん見てるんだけどなと思ったけれど
CM『お風呂入ってきたら？』
A『うん・・・』
メイクがぐちゃぐちゃになった顔を隠しながら着替えを持って
お風呂に向かう彼女。
その間にダイニングテーブルに料理をセットしておく。
買ってきたお酒はほとんど甘いお酒ばっかりだ(笑)
Aらしいな・・・
でも、あの様子だと何かあったはず。
彼女がお風呂からあがってくるのを待っている。
長風呂なのは知っていたけれど
それにしても長いな・・・
しびれをきらしてバスルームを見に行くと・・・
バスルームでのぼせてフラフラになっているAがいた。
CM『大丈夫？』
慌ててバスタオルを巻いてお風呂ばからベッドに寝かせる。
こんなにのぼせるまで・・・
白い肌は真っ赤に染まっていた。
冷たい水を飲ませて体を冷やしてそのまま彼女を寝かせる。
お酒を飲ませるどころじゃないよな。
ダイニングテーブルに並べた料理を１人で食べる。
日本でやっているドラマをチェックしながら。
そうしているうちにケータイに電話が・・・
CM『ヨボセヨ？』
YH『チャミナ？無事だったか？』
心配したユノヒョンからだった。
CM『無事に着いたんですが・・・Aの様子が変で・・・』
YH『元気じゃないの？』
CM『ずっと泣いてて・・・』
YH『そっか・・・ちょっと待って。』
電話口でユノヒョンがマネヒョンと話をしていた。
YH『チャミナ？マネヒョンと話をしたんだけれど、昼にそっちに迎えに行ってもらう予定だったけれど・・・なんとか夕方にそっちに向かうようにするから・・・少しだけAちゃんのそばにいてあげて？』
CM『え・・・でも・・・』
YH『つらいとき、そばにいてあげないと。ね？』
CM『ヒョン、この恩は忘れません・・・』
YH『恩なんていいから、ゆっくりしておいで？』
優しいヒョンの声。
CM『わかりました。お願いします。』
YH『うん、気をつけてね？』
ヒョンとの電話を切って、彼女の様子を見に寝室に向かう。
僕の気配に気づいたのか
A『チャンミン・・・？』
CM『目さめた？』
A『ごめん・・・私・・・』
CM『何も悪いことしてないよ。』
A『チャンミン・・・ずっとここにいて・・・』
いつも強がりな彼女の可愛い本音が聞こえてきた。
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます！私自身、楽しんで更新していますのでマイペースに楽しくやっております。いつもコメントありがとうございます。 (2021年6月10日 14時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さん暑さもあるので、マイペースでお願いします。＾＾ (2021年6月10日 12時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作成日時：2021年3月28日 21時
