自分の道 ページ17
あれからチャンミンは日本人の一般女性と交際中という発表をした。
徹底的に私のことを隠して発表してくれたので
私だということはなかなかわからないようであった。
普段通りの生活を送れていたけれど
１つだけ違ったのはチャンミンと日本で会う事がなかなかできなくなったことだ。
チャンミンが来日するたびにサセンが日本に大勢やってきて
私の居場所を探ろうと必死になっているらしい。
チャンミンに会えないからこそ私は仕事に打ち込んでいた。
BL長にはいつになく熱心に仕事をしてるし
店の売り上げ成績も個人売り上げもかなり上位に入っていると褒めていただいた。
絵里『Aさん、最近、仕事にすごい熱心ですけど・・・チャンミンさんのこと大丈夫ですか？』
絵里さんが心配してくれていた。
A『大丈夫ですよ。交際宣言できたんだからそれだけでもいいんです。』
私自身、本当にそうだった。
チャンミンが公に交際宣言してくれたことが何よりも嬉しかった。
だから・・・正直それだけで満足だったりもした。
なかなか会えなくて寂しいけれど。
絵里『あまり寂しいときはうちにきて一緒に飲みましょう！』
A『ありがとうございます。絵里さんも家庭との両立大変だと思うので有給休暇とか遠慮なく言ってくださいね。』
店の売り上げも店のスタッフの仲間との関係も良好で
とても充実した日々を送っていたのに
その話は突然やってきた。
いつものように仕事をしていると
BL長から電話がかかってくる。
A『お疲れ様です。』
BL長『お疲れ様。今、ちょっと話いいかな？』
A『はい。どうしました？』
BL長『実は、上のほうから人事異動の打診があって。きみにね。』
A『私ですか？』
BL長『うん。どうしても君にって・・・』
A『どこに異動ですか？』
BL長『バイヤーと企画のほうの担当になってほしい。』
A『え・・・それって・・・』
BL長『そうだよ。本社勤務になる。』
本社勤務という言葉に頭が真っ白になった・・・
BL長『異例の昇進だよ。この人事は本当にチャンスだと思う。受けない理由はないと思うよ？』
本当に私のやりたかったことでもあったから
受けるべきだと思うけれど
頭に浮かぶことはお店のことと
チャンミンのこと・・・
もし、本社勤務になったらますます会えなくなる。
韓国への出張も増えるから嬉しいけれど
韓国でなんてもっと会えないだろうな・・・
電話を切って冷静に考えてみるけれど
全然考えはまとまらなかった。
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます！私自身、楽しんで更新していますのでマイペースに楽しくやっております。いつもコメントありがとうございます。 (2021年6月10日 14時) (
レス) id: 3e60328f6e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 凛音さん暑さもあるので、マイペースでお願いします。＾＾ (2021年6月10日 12時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作成日時：2021年3月28日 21時
