【wrwrd】ＡＩ彼氏は我々だ!!

３話目》 ページ11

カタカタとキーボードを鳴らしパソコンのモニターにたくさんの文字を打ち込んでいくこの作業を始めて約４時間経過しているだろう。

明日来る、３体のAI彼氏の資料。


１人は中性的な顔つきの髪の長い茶髪。

もう１人はザッ日本男児と言うような顔つきでトントンと同じ黒髪。


そして、最後の１人は今来たAI彼氏の中で１番大人びている顔つきの茶髪。


彼らにもグルッペンやトントンと同じプログラムを送るつもりだったが、彼らみたいに私の自称彼氏になってもらっては困る。

…ので、少しプログラムの”恋人設定”を少しいじろうと思った。


なので、余計時間がかかるのだ。


Gr｢トントン、彼の名前はどうしようか…｣


Tn｢ぅぅん…せやな…｣


自称私の彼氏グルッペンとトントンは研究室のソファーに対面に座り新しい仲間たちの資料を見ながら彼らの名前を考えている。

まあ、私的にはうるさくなくて助かっている。


『…ここをこうして…これで…よしｯ!!』


カタカタと打つキーボードの最後にEnterキーを押してこのプログラム作業は終了する。

座席の上で自分の背筋を伸ばすと自然と口から｢ぅぅうん…!!｣とでて全身の力が抜けていく。


Tn｢あ、Aさんお疲れ。珈琲淹れよか??｣


『ん、ああ、頼む〜』


｢じゃあ、淹れてくるわ｣とグルッペンに声をかけて研究室のキッチンへ行ったトントン。

そして、｢Aも考えてくれ｣とグルッペンに言われ手招きされたので私はコンピュータ前の席からグルッペンと対面になるようにソファーへと移動して座った。


Gr｢む…何故、隣じゃないんだゾ｣


『なんだ、不満か??』


Gr｢隣がいいんだゾ｣


『別に対面でも変わらん気がするn((Gr｢ああ、名前考える気が失せたんだゾ〜｣…はぁ、分かった分かった隣な隣』


｢まったく…｣と言いながらグルッペンの隣に、ストンと座れば｢何故そんなに間を空けるんだ｣と言い詰め寄られた。

…はぁ、早く珈琲を持って帰ってきて来れトントン。


Gr｢ふふ、諦めたか｣


諦めた私にグルッペンは満足そうに微笑んで彼らの資料をまた見始める。


Tn｢…ずるいやん(ﾎﾞｿｯ)｣


『!?』


突然の声に後ろを振り返ればお盆に乗せ珈琲を運び帰って来たトントンが頬っぺをプクーとさせながらコチラを見ていた。

ああ、面倒な事になる予感…(白目)
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どうも鮭です|ω･)

ショッピ君2周年ですね!!
いや〜、めでたいね〜!!!!

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