小さな奇跡 (ページ14)

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「ごっちさまー！」

潤が両手を合わせて食べ終わったことを知らせる

「全部食べたね！えらいっ！」

翔に褒められてドヤ顔の潤

「おいちかったのぉー！」

にまにまして翔を見上げる

和也くんはまだまだ苦戦中

半分以上残したままご馳走様をした。

「和也くん、少しねんねしよっか？疲れたでしょう？」

微熱がある和也くんを寝かせるために俺の部屋へ行こうとした

「んぇ、やぁ～！」

すると、珍しく潤が駄々をこねてる…
どうしたんだ？

「潤、どうした？」

翔がイケメンの顔には似つかわしいへにゃっとした顔をして困っている

「いっしょ！かじゅといっしょー！！」

…あぁ、そういうことか。

潤は和也くんと一緒に眠りたいみたいだ

「わかったよ。和也くんと一緒だもんな？
和室に布団を敷くから、それまで翔にぃと待ってて？」

「んっ♪」

大きく頷いて返事をする潤

俺は和也くんを翔に預けて和室に大人用の布団を一式敷いた

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