#1 O ページ1
ー
ある日俺の前に1人のわんこが現れた
そのわんこは、とてもか弱くて
怯えた目をして…それでも上目遣いで俺を見てきて
まるで…主人のご機嫌を怯えながら伺っている本物の犬のよう…
_________
俺は23歳になる新米の小児科医
櫻野 智
とーちゃんは医者でかーちゃんは専業主婦だったんだけど、
かーちゃんは四男を産んでから亡くなって
とーちゃんは海外で仕事してる。
だから
弟三人…支え合いながら仲良く暮らしてる。
次男の翔は大学生で
もうすぐ医者になるんだとか…
なんでも、俺に憧れて医者になるんだ！とか言ってるけど、
そう簡単になれるもんじゃないんだぜ？
睡眠時間はほぼ無いし、新米だから色々とこき使われてるし…苦笑
大変だけど…翔ならやっていけるかもな。
俺と違って優秀だし。
三男の雅紀は高校生
運動が大好きでクラスの人気者
色々な部活から助っ人を頼まれるくらい
雅紀は楽しそうにしてるからいいんだけど
俺には無理だね。絶対に。
いっつも馬鹿みたいな笑い声と
ヒマワリみたいな優しい笑顔で
家族を明るくしてくれる。
四男の潤は3才のまだまだおチビちゃん
かーちゃんが高齢出産しちまったせいで
とんでもない年の差兄弟になってしまったけど
俺にとっては1番の癒し！
親が側にいない分、潤には寂しい思いをさせてばかり
俺たちが全員忙しいせいで
潤は保育園に通わせてる
素直で甘え上手で、手のかからない子だから
俺たちは助かってる
そして…俺たちの新しい兄弟
わんこみたいな可愛い顔した…和也
この物語は
俺たち兄弟とわんこの
小さな奇跡のような物語
ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アッピ | 作成日時：2014年3月13日 0時
