月浪の彼女【月浪トウマ成り代わり】

死者の乗る自転車 ページ15

チ「出会ったその時からマサキくんと僕は何時も一緒でした。初めての場所にも沢山行きましたし、綺麗な景色も沢山見ました！

どんな時もどんな所にも一緒に行きました！でも、ある日突然マサキくんは居なくなっちゃったんです・・・僕を止めたまま

僕はそこに何日も止められっぱなしでした・・・そしてずっとマサキくんを待ち続けて・・・気が付いたら妖怪になっていました。それで良く一緒に行ってた場所を辿ってマサキくんを探していたんです」


ナ「チャリ・・・」


チ「でも、マサキくんは僕の心の中で生き続けます！だってマサキくんは僕にとってたった一人の大事なご主人ですから！」


キィーー！！


マ父「着いたぞ、マサキ」


ナ、フ、ア、ケ、チ「！？」


マ父「うちに帰ってくるのも久しぶりだな！」


マ「だね！」


マ母「マサキが一番久しぶりよね！二週間ぶり？まさか交通事故で運び込まれた病院から直接ハワイに行くことになるとはね」


マ「そもそも車にぶつかって捻挫しただけ！大袈裟だったんだよ！」


マ母「でも、ハワイに行けなくなるんじゃないかと思って心配したわよ？」


マ「別にハワイなんて何時でも行けるじゃん！」


マ母「それもそうね！」


ナ「ハワイ！？」


フ「捻挫！？」


ア「でも、さっきのおばちゃんは・・・」


お「はっくしょん！はぁ・・・花粉症辛いわ〜・・・」


ア「ええーーーっ！？」


フ「花粉症！？」


ケ「人騒がせ！ていうかチャリ騒がせ！」


チ「マサキくん・・・無事で良かった！」


ナ「早く行ってあげなよ！」


チ「はい！マサキく・・・え！？」

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