検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,145 hit

21 ページ22

.






神楽ちゃんと総悟の結婚式の日になった
指揮を上げてる際涙が止まらなかった

本当に色んなことがあった
総悟を私が引き取っていいのだろうかとか
ちゃんと親代わりとして育てられただろうかとか
心から込み上げ制御ができなかった

ブーケトス
花嫁のブーケを受け取った人が次に結婚するとかいうけど私はでなかった。

遠くからボーッと見つめていると
後ろから声が聞こえた


「行かないの?」

『へ……神威くん…』

振り向いたら紛れもなく神威くんで
半年ぶりなのに長くあっていなかった様な
また大人っぽくなったのは気の所為だろうか

「そんなに驚くこと?妹の結婚式だよ」

『そ、そうだよね…っ……ごめっ』

「あらら、泣かないでよ。ほらこっちに来て」

神威くんは少し困った表情をして人気のない場所に来た

「どう?元気?…神楽から聞いたけど先生になったんだね。おめでとう」

『う、ん…ありがとう』

おかしいな、思ったことがちゃんと言えない

「こんな早くに結婚するなんて思わなかったよ」

『ねえ、神威くん…』

「なに?」

『あの時私ね…気づいたの、神威くんが好きだって……あんなことされるまで気づかないなんてバカだよね、もう遅いのに』

付き合ってとは言わない
だけどこの気持ちだけは伝えたかった

「そう……それで?」

『…ただ気持ちを伝えたかっただけ…私のケジメみたいなものだから……軽く流してくれていいよ』

「……やだよ、俺は今でもキミが好きなんだよ」


飽きれられた思っていた
そんな彼から意外な言葉に私はまた涙を流した。
神威くんはあんなことあったのに私をまだ好きでいてくれた

『神威くん…わたし』

「待って、俺から言わせて…先生のことあの日……高校生の頃からずっと好きだった。1度もブレたことなんてない、ねえ…俺達は付き合っても上手くいかない時はあると思うんだ…けどそれでもいいって言うなら………俺と付き合ってくれませんか?」

『っ…も、ちろんだよっ!』

きっと今の私はとてつもなくひどい顔をしているだろう…けれどそんなことどうでもいい
やっと…やっと思いが通じた
それだけで私はとても幸せだった

「ひどい顔」

『知ってるわよ』

「これからもよろしくね、先生」









〜完〜

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , パラレル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かか | 作成日時:2019年8月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。