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どうしてこうも上手くいかないのだろう
やっと気づいたこの気持ちでさえ伝えられないなんてもう後悔しても遅いのだけど
1度目は私から別れを
2度目は神威くんから
私達は出逢ったのが間違いだったのだろうか
何度考えても答えは見つからない
そんな葛藤をずっとして気づけば朝方
神楽ちゃんは私の隣で眠っていた。
扉の音が聴こえた、総悟が帰ってきたのだろう
神楽ちゃんを起こさないようにそっと抜けると
リビングに行くとそこには
総悟と先輩がいた
『ど、うして…』
逃げたいのに身体が動かない
「A…すまねぇ……酔ってたからって言い訳はしねェ…お前ェの首の痕を見てイラついて理性を失った、すまなかった」
私は戸惑いを隠せなかった
どうして理性を失うほどイラついてたの?
「土方の野郎…お前の気持ちは気づいてたらしい昔からそれから姉貴がなくなって3年くらい経ってお前が好きだって…」
そんなことって…
「今更俺が好きだって言ってもただ、ずるいだけだだから黙ってた…お前が神威のこと好きなのも気づいてた、お前が幸せならって思ってたが無理だった…」
『……そんなのっ、もう遅いんだよ!何もかもっ…分かってるこれが八つ当たりだって…でも仕方ないじゃない……もう神威くんとは会えないんだもん』
どれだけ泣けば神威くんのことを忘れられるの?
何一つ上手くいかないこの人生に焼けが刺した。
「あのバカ神威…」
『もうやだよ…何一つ上手くいかない。わたしっ…どうしたらっ』
もう恋なんてしない
こんなに苦しくなるくらいなら
誰かが傷つくくらいなら…
私はそう固く誓った。
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作者名:かか | 作成日時:2019年8月8日 18時