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「悪ぃな、ミツバが体調崩しちまって総悟もこねぇ」
『大丈夫なんですか?…先輩もミツバ先輩のところに…』
「そんな大袈裟じゃねェよ、安心しろ」
『それならいいんですけど…』
「…それにしても月日はあっという間に経つな、お前ももう22だし」
『確かに、正直立ち直れないと思いましたけど案外大丈夫でした』
「人間ってのは忘れてしまうからな…それがいいのか悪いのかわからねぇけど」
線香をあげ、手を合わせる
『……さて帰りますか』
「その前によ」
『はい?』
「明日暇か?」
『暇ですけど…』
「夜、坂田先生と高杉先生で呑むんだがくるか?」
『おっ!いいですねー!行きます!』
「詳しいことは後でメールするわ」
『はい!お誘いありがとうございます』
「悪ぃ遅くなった…ってもう呑んでんじゃねぇか!」
「よぉ、お前ら遅せぇから先に始めたわぁ」
『すみません、遅くなって』
次の日の夜
先輩と待ち合わせしていたのだけど
ミツバ先輩がちょっと体調悪いから
様子見に行ってた先輩がちょっと遅くなったのだ
改めて乾杯をして呑む。
久しぶりのお酒だからすごく美味しく感じる!
「いい、呑みっぷりだな。ザルなのか?」
「いいや、こいつァ弱ェ癖に呑むタチの悪いヤツだ。あまり呑みすぎんなよ」
『大丈夫です!上司の前で酔っ払うほど私は強くありませんよ!』
「さて、Aちゃん」
んんん!?
坂田先生今なんと!?
名前呼びだなんて今まで無かったのに!?
怖い!恐ろしく怖いです!
「神威と結構仲良くやってるみたいじゃねぇの…ヒック」
『その件についてはご安心を!私の勘違いでした!』
「勘違いだあ?あれを見るとだれでも好かれてるでしょーが」
『どうやら今まで見向きもしなかった先生達が私はよく面倒見てくれるとつい喜んでしまったようで!なので大丈夫です!』
「……あのなぁ」
「銀時やめねぇか、せっかく呑んでんだ。仕事の話しはよしとこうや」
高杉先生!ナイスです!
心の中でそう思いながらお酒をグイッと呑む
「こればかりは高杉の言う通りだ…楽しくいこうや」
「わーったよ」
こうして、夜は更けてくのだった。
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作者名:かか | 作成日時:2019年8月1日 20時