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18＊神威視点 ページ18
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とーしろー先生の車で帰って家に着き
早々ハゲオヤジの帰りが遅いだの文句を言われたけど無視して部屋に行った。
先生のホッとした顔がずっと頭から離れない。
からかってただけ
深い意味は無い
自分から言っといて後々後悔が押し寄せる
本当は一目惚れだった。
入学式の頃から面白くてほかの先生とはどこか違う気がして
案の定平気で俺の中に入ってきていた。
相手は先生だと何度も言い聞かせたけれど
すべて無駄。
先生に関わる人全てが憎らしくて
嫉妬に狂う俺は心底情けない男だ。
今まではこんな思いをしなかったのに
先生から距離を置かれたのもすぐ分かった。
きっと誰かに念を押されたに違いない
そして真面目な先生は悩むだろう
俺の事を思って…そういう先生だ。
だから嘘をついた
先生が馬鹿でよかった。
でもなんでかな
自分が決めたことなのに心がすごく痛いよ。
どうして俺と先生は生徒と教師なんだろう
どうして俺は年下なんだろう
どうして好きになっちゃいけないんだろう
誰か教えてよ。
なんでダメなのか
諦めたくないのに諦めなきゃいけない
苦しい…いっそ先生に出会わなければ
だなんて無駄なことを考えてしまうんだよ。
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作者名：かか | 作成日時：2019年8月1日 20時
