（（ﾜﾀｼ × ｱﾅﾀ）） (ページ1)

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ﾜﾀｼ × ｶﾀﾖｾﾘｮｳﾀページ1

涼｢なーに拗ねてんの。｣

｢別に拗ねてないもん。｣

今日は涼太がオフをとれて久々のデート

なのに生憎の雨です。

涼｢いいじゃん雨でも。一緒に居れるんだからさ？｣

ね？と小首を傾げるあざとい涼太

だけどそれですねている訳では無い。

折角美味しいパンケーキ屋さんに連れて行こうとしたのに。

久々の休みが重なったのに。

ぐるぐると考えていると

涼｢ねえ。｣

ぐい、と引かれる私の腕。

と、目の前には少し眠そうな彼の綺麗な整った顔

涼｢なんでそんな泣きそうな顔するのさ｣

彼の暖かい手が私の頬を包む

｢今日…涼太が久々に休みで最近疲れてるかなって思って美味しいパンケーキ屋さんに連れて行こう…て｣

と、私の言葉を遮るように塞がれた唇

少しして離れては満足そうに笑う彼

涼｢家だとこういうｺﾄ、普通に出来るんだよ？嫌？｣

ふわり、と笑いぎゅうと抱き締められてはふわっと香る涼太の匂いに包まれる

嗚呼、この人自分が可愛いことを把握してる

涼｢ほら、ちゅーしよ？｣

抱きしめられたと思えば後ろに倒れる涼太

離してくれなくて私が押し倒す形になる

涼｢なんならそれ以上も？｣

にやり、と口角を上げては私の頬を撫でる彼

｢でも…、明日は仕事でしょ？｣

涼｢その言葉を待ってたの。実はね、明日も休みなんだよね～｣

いかにも待ってました、という顔をする彼は嬉しそうに微笑んだ

涼｢だから…今夜は寝かせないよ？｣

耳元で囁かれては一気に顔が熱くなるのがわかった

涼｢ねえ返事。返事聞きたいなあ｣

そうだ、返事。でも言うのは正直恥ずかしい

そう思い精一杯の返事と相手の頬に口付けをした

涼｢はは…っ、可愛いなあほんと。じゃあ遠慮なしに…っと｣

ぐわんと視界が揺れてはいつの間にか私を覆い被さる様に涼太の顔が目の前にあった

涼｢ねえ、愛してる｣

甘い甘い声で私だけに囁いてくれる言葉

そして甘い甘い、私の彼の笑顔

((甘い彼に愛されすぎて困ってます))